休日オートバイの習慣 2006

なかなか寒くならない高知の冬です。今日も最高気温16度という予想を得たので、こりゃ走らねば・・・・と、ちょっと義務感を持って出かけました。こういったツーリング日和に乗らなかったりすると、午後になってすごく後悔するのが常です。それに車もオートバイも草刈機もエンジンを回していなければ腐って行きます。折角買ったオートバイです。乗れなくなるまで乗らなければもったいないでしょう?ちょっと方向性が違うような気もしますが、それでもこうやって乗り続けるという事は、やはり好きなんでしょうね。

という事で国道に出、さてどっちへいこうか?右に行けば窪川方面、道の駅まで45分コース。左なら宿毛経由で足摺岬か、ちょっと足を伸ばして宇和島~江川崎を回って3~4時間コース。今までは窪川が一番多くて、足摺方面は2回、宇和島は1回だったので、たまには宇和海を見に行こうと思い、国道56号を愛媛県の南郡方面へ向かいました。

こういう時、考える事はまず、帰りの時間と何を食べようか?それと故障したらどうやって帰ろうかという事です。故障は今まで何回も切り抜けてるので、何とか成るし、故障を楽しむ余裕は持ってますが、ヤッパリめんどくさいし、お金も掛かるし・・・。なんて考えてると、1時間チョットで愛媛県愛南町(旧:城辺町)の道の駅に到着です。

宿毛市から愛南町までは川沿いに走ります。良い天気のはずだったのですが、雲が多くて気温もそれほど上がらず、愛南町から引き返す事にしました。で、休憩した道の駅で見つけたのが、サメです。まだら模様の小さい鮫。かわいらしいですが、食材として売っています。

そう言えば私の生まれた宇和島市などでは、鮫をフカと呼んで、郷土料理になっていました。「フカの湯ざらし」だったっけかな?数年前、親父の5回忌の時、当時実家のあった松山市から、わざわざ宇和島まで料理を取りに行かされましたが、その時の宇和島料理の中にも有りました。

「フカの湯ざらし」。酢味噌に付けて食べるのですが、今の人の口に合うかどうかは微妙ですね。でも昔はこういったものでもご馳走として珍重されていたんでしょう。いわゆる珍味の部類です。きっとウチの長男が見たら、買って帰りたいと言うに決まってますな。しかもそのまま冷凍して、ずっと持ってるのでしょう。

こうやって天気の良い休日は、決まって一人で走りに出るのが、私の20数年来の楽しみです。まる1日の時もあれば、1~2時間で帰る時もあります。東京時代も、大阪時代も、千葉県の時も、静岡県、神奈川県に住んでる時も同じでした。みんなでツーリングも良いし、たまにはミーティングも良いですが、やはりオートバイは一人で走るに限ります。こうやっていろんな所を走って来れた事に感謝しながら、来年は九州を走ろうと企んでいます。交通不便な高知県西南部ですが、実は宿毛市(すくも:と呼びます)から九州の大分までフェリーが出てるのです。コレを使わない手は有りませんね。楽しみ、楽しみ。

注)この記事は2006年12月27日(旧)兎屋ブログからの転載です。