いつの頃からか、藤沢市~黒潮町~沼津市の店舗で、紙バンド原紙を割きながら、紙バンドの説明をしていました。(現在兎屋は店舗は無く通販のみです)
日本発の紙バンド手芸に使われる手芸用紙バンドは、世界的にも独特な紙製品で、日本歴史や地域性を絡めて面白く説明出来る素材です。なので紙バンドの背景も知って頂きたいと思っていたからです。(和紙も含めて、日本の紙と紙加工は世界トップクラス)

長く続けていた原紙割きですが、兎屋紙バンドに高知原紙を使い始めると、紙を割く手触りが微妙に違う事に気が付きました。時々きれいに割けなかったりするのです。気のせい?
そして少しずつ高知原紙に詳しくなるにつれ、謎が解けるのでした。紙代理店→製紙会社→兎屋と紙に馴染んで40年、紙について知らない事だらけだと、今更ですが思っています。
抄造レシピ・紙加工とのバランス…小規模ながらも兎屋をスタートして、紙の流れを→俯瞰して見る事が出来てこその結果です。そして紙バンド品質向上を目指して、紙の勉強を続けるのです。

【割き箇所形状の違い】
01:高知県原紙→長繊維が割き箇所で(面)を形成。繊維は各方向に自由に乱れ伸びながら良く絡んでいます。頑固な土佐気質?スキッリ割けるはずはなく、「たまるもんか」の、いごっそう紙です。
02:愛媛県原紙→短繊維がきれいな割き(線)のためサクサク割けます。短い繊維なのでコントロールも容易で抄き方向に並び易い反面、繊維絡みが単純。抵抗もそこそこに真面目で良い子の愛媛気質?いろんな用途に使えます。
………… 補足説明 …………
※ 昔から、人の往来や物資流通の盛んな瀬戸内海に面し、畿内経済圏に近かった伊予国は、商売気質も旺盛で、生産される愛媛原紙は、経営的に効率優秀な紙です。生産性も良いので価格は安く、様々な用途に広く使われる万能原紙となりました。つまり良い子の紙です。もちろん紙バンドにも使用可です。
※険しい四国山脈に阻まれ、孤立がちな土佐国は、流通困難なため経済的に脆弱で、頑固な土佐人性質が育まれました。その土佐人が作る高知原紙は、非効率ながらも、独特な供給スタイルを形成しています。紙バンド用としては使われなかった高知原紙は、偶然ながら紙バンドに向いていたのです。兎屋は奇跡の高知原紙をさらに紙バンドに適した紙にしようと、仲間たちと努めています。
※2枚目写真の03愛媛県原紙とは、大手製紙会社が抄造する両更クラフト紙と呼ばれる紙で、主に米麦袋やセメント袋などに使用される紙です。紙バンドや紙ひも用とは違い、紙の表面紙力(紙の破裂度)が求められます。その為繊維は長く、絡みもすごいですが、紙バンドには使用出来ません。
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