続続続 夜明けの像

1000年以上の紙文化を持つ極東の日本人は、明治期に西洋式抄造マシンを手に入れると、好奇心と勤勉な国民性を生かし、その西洋式で和紙風合いの紙を試したりしていました。魔改造しながらね✌️

もちろん「西洋式機械抄き」⇔「日本の手漉き」がめでたく交差しながらも、製紙工場として、本来の活動も熱心に繰り返します。当然、日本製紙業は大きく飛躍しました。

但し他国と違うところは、長く続いた自国の紙文化の上に立っていると言う事です。何故日本だけがそうなのか?この話を始めると深くなるので、ここでは控えます。

一方で、残念ですが日本各地の小規模製紙会社は、この30年の間にどんどん消えています。もったいないですが仕方ないです。

和紙風合いの機械抄き和紙や、小規模製紙マシンから作られる産業用紙需要が減少しているからです。これは時代の流れで、私の実体験でもあります。

兎屋として紙バンド原紙(特にカラー紙)の発注・改良を20年以上続けているうちにいろいろ気が付きました。

先ず、小規模製紙会社に発注しているカラーの紙バンド原紙は、兎屋の場合は全く新しい紙です。一般的紙バンド用のカラー紙は、テープ原紙の流用ですが、兎屋は「流用」が嫌で、ゼロから作って行ったのです。

お陰で、製紙~紙加工について1から学び直す事になりました。これは紙バンドの品質アップと新商品開発には必須の道で、同時に信頼ある紙関係各社さん達との出会いでした。ありがたい事です。もちろんその成果は兎屋紙バンドに発揮されています。

さて、明治に出現した、アメリカ製抄造マシンと「夜明けの像」の物語を知り、それに関わって来た紙業界の先人達を思うと、「和紙」でもなければ「機械抄き和紙」でもない、クラフトパルプ使用のカラー原紙から作られる兎屋紙バンドは、小規模製紙会社を取り巻く困難な時代の福音になるのではないか?いや、なって欲しい。と強く願っています。

「和紙」は日本を代表する特産品だと思います。その為、機械抄き中心の紙業界には「和紙」に対して多少の遠慮があるように思えます。「和紙」が素晴らしいのは百も承知ですし、近寄りがたい雰囲気も感じます。

そのような「和紙」の殿堂「 小津和紙」さんで、土曜日まで、兎屋紙バンドを材料とした、紙バンド手芸の展示会が開催されます。ありがたい事です。

「和紙」由来ではないけれど、紙バンド手芸が「和紙」の上に立った世界に誇れる日本紙文化の新しい表現になればと、祈っています🐰

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