ボストンクリームパイ 2022

ボストンクリームパイ/Boston cream pie

数年前の事ですが「アメリカ郷土菓子/原亜樹子」というおいしそうな本を家内が購入し、その中から特においしそうなのを見つけ作って貰ったのが私とボストンクリームパイとの出会いでした。写真で見て想像した通りの味でした。

単純なケーキなのですが、単純ゆえにすごく発達している現代日本のケーキ屋さんではあまり見る事のないケーキとなっています。つまり日本では作って貰うしか方法は無いのかもしれません。(横浜の老舗菓子店では製造販売しているようです)

ボストンクリームパイはその名の通り、アメリカのマサチューセッツ州ボストンで生まれたケーキで、作られたのは1855年だそうです。1855年!江戸時代やね。

1855年をググって見ると日本では嘉永7年です。 おっ黒船じゃん! ペリーの黒船が浦賀沖(横須賀市浦賀)にやって来たのが嘉永6年で、ビックリ仰天した日本はいろいろあって(物凄くいろいろあって)明治維新まで突っ走り開国したのでした。

一方アメリカではボストンクリームパイが誕生した数年後に南北戦争(1861~1865年)が起こって、アメリカでもいろいろあったと言うことです。

このケーキ、ホテルの料理人がたまたまパイ皿を使ってスポンジを焼いたので、この名がついたと言われています。そんなパイではない、カスタードたっぷりなチョコレートコーティングのケーキは、古いアメリカを感じさせてくれます。うちでは年に1回ぐらいのペースで出て来ます。ネットでも作り方出ていますよ。

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