土佐長岡郡岩原

7月に入り四国出張(愛媛県と高知県)に行ってきました。愛媛県にはまぁまぁ行きますが、高知県入りは久しぶりです。前回4月の時はコロナが猛威を振るう直前?だったので高知県まで足を延ばす余裕がなかったのです。思えば高知県は遠いです。大雨が降って高知道の上り線が崩壊した時も高知入りをあきらめたし、南国四国といえども雪が降ると高知道は県境付近で時々通行止めになります。

高速道路だけではありません。四国山脈を越えて走るJR土讃線もいろいろ自然の猛威にさらされていて(運休=振替バス輸送)は良くあります。しかし遠国土佐にはそれでも山を越えて行って見たい魅力があります。兎屋のコレクションカラー紙バンドも原紙は高知県にお世話になっていますしね。

今回は高知市で紙の仲間と飲む事はかないませんで、代わりに愛媛県から2度も高知日帰りをしました。そして最終日、仕事を離れて友人を訪ねました。その友人は新宿生まれの新宿育ちの女性で、私とは20代の前半にオートバイを通じて知り合った古い友達です。彼女は30代にオーストラリアの方と結婚し、縁もゆかりもない高知県長岡郡に移住し、吉野川でラフティングのショップを開き、子育てをしながら頑張って来た人です。

今はショップは後輩に任せて他の事を考えているようで、暫くぶりに会いに行くと、駅まで迎えに来てくれて車に乗せてもらい、自宅のある山に入っていくと!!!!なんと狭くて急な道!!!家に着くまでに2回もスイッチバックやりました。

いやー~~~この道毎日走りたくないわぁ~~~っていう感じで怖い怖いでしたよ。でも頂上手前にある彼女の家からの眺めは最高でした。う~~~~ん こんな生き方もあるんやねぇ。

同じ高知県でも兎屋一家が6年半移住していた太平洋沿いの幡多郡黒潮町とは全く趣が違い、土佐の長岡郡山間部は遠い昔、落ちて来た平家やら、追ってきた源氏(四国の平家落人伝説は有名ですが、実は平家を追って来た源氏の一族も住み着いていたという事でした。知らなかった!)が山暮らしをしながら、歴史を刻んで来た地域なのでした。