コレクションカラー ねず茶色

2000年(平成12年)5月、製紙会社勤務時代に初めてお客さんの事務所で見た時「紙バンド手芸」に関わる仕事は楽しいという予感がし、必ず広まる!と確信していました。

熟成している紙業界で新しい紙製品の世界を始めるには、紙バンドの加工会社だけでは限界がある事もすぐにわかりました。新しい紙製品を展開するには製紙メーカーの協力が絶対だと思ったのです。

2002年(平成14年)5月、神奈川県藤沢市で兎屋を始めた頃の「紙バンド手芸」は知る人も少なくまぁ想定内スタートでした。マイナーな「紙バンド手芸」の「紙バンド材料=紙製品」のところでどうやって仕事を作って行くか?・・・・・・現在2020年ですけど、今も続けています(笑)

渋色が欲しくて2003年(平成15年)に作った ねず茶色の紙バンドは何度も再生産している人気カラーです。

2002年頃のカラー紙バンドの色と言えば(くろ・しろ・あか・きいろ・みどり・あお・むらさき・オレンジ・あずき・みずいろ・・・・・)位しかなく、こんなしょぼい色提供ではすぐに飽きられると思っていました。

やはり中間色や渋色、あるいは突っ張った色?など、多彩な色展開をしなければ、「紙バンド手芸」が終わるのは見えていました。だからこそ製紙会社の協力が必要なのです。まぁこんな事は誰でも思う事で、初めて「紙バンド手芸」を見た時の数秒後には頭に浮かんでいました。でも実際にどう説得していくか?これが面倒だとも思いました。まぁ仲間達のお陰でやってこれています。ありがたいです。

2年前の2018年(平成30年)に作った、兎屋1番人気のグレージュ色と合いますよ。

さて久しぶりに再登場のコレクションカラー紙バンド「ねず茶」です。この色は渋色が欲しくて、2003年(平成15年)に作った色です。当時はこのような色がなかったので皆さんどうやって色合わせするのか?質問を沢山頂いた記憶があります。特に主張している色ではありませんが、飽きの来ない安定した日本人好みの色だと思います。当時「ちょこ」色と合わせると、錯覚で互いの色が変化して見えたのが驚きでした。ぜひ「ちょこ」と合わせてかご・バッグを作って見てください。

2018年新色の兎屋一番人気色「グレージュ」とも、渋色つながりでいい感じです。新しい兎屋のお客さんには新色のように思えるかもしれませんが、「ねず茶」は6年半ぶりの復活色です。どうかお試し下さい。もちろん兎屋コレクションカラー紙バンドなので、紙バンドの弾力もありしっかりしています。

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