2018年1発目FBです。昨年3色の兎屋コレクションカラー紙バンドを出しましたが、どの色も予想を上回る出来栄えで、「運」が良かったと思っています。これはいつも言っている事ですが、マジな話です。中間色は予想が出来ないのです。その為上手く行かない事もあり、本日(1/22)新色の態で販売開始した「わかたけ(若竹)」もそれです。厳密に言えば高知県の製紙会社の兄弟が「これはいかん!」と判断した色です。

年の初めにひっそりと、「新色の態」で販売を開始しましたが、色目を見てなるほど!と思われる方も多いと思います。 !これ、昨夏の新色「せいじ」の兄弟色と言うか?うまく出なかった色なのです。「せいじ」の兄弟言うたら「ジュニア」さんですね。ジュニア色は「せいじ」に比べて少し黄味がかっているというか?私的にはこれはこれなのですけど、「せいじ」と一緒販売は混乱すると思い、倉庫で眠らせていました。そして「せいじ」が売り切れたタイミングで、何度も言いますが「新色の態」で?販売を開始したという事です。
先ほど文中で・・・・高知県の製紙会社の兄弟が「これはいかん!」と判断した・・・・と書きましたが、高知県の異骨相兄弟は頑固なうえにすごく真面目で、私が「まぁ大体このような色の方向性で」とぬるく提示した色に合わない紙が出ると、いつも恐縮しています。そして「せいじ」の時はマシンを停めて掃除をし、パルプを入れ替えて再挑戦したというわけです。これって製紙会社的には大損です。

私はこの製紙兄弟の性質を知っているので、出来るだけ彼らにプレッシャーを掛けないように心がけていますが、根が真面目と言うか、変な事言いますが、スレた紙業界(いい意味で言えば熟成した業界・・・なのか?)で、今どきこの様な製紙会社は見当たらないと思って付き合っているので、彼らならこうなると予想はします。これって土佐ならではの風です。
でも大丈夫。彼らも私の事をわかっているので、出来上がった「これはいかん」の紙も兎屋は無駄にせず紙バンドにして販売するだろう事を知っているのです。そして彼らの期待通り「新色の態で」本日からジュニアさんの色を販売します。名前は「わかたけ(若竹)」一応限定色的な感じです。見本チップご希望の方は御連絡下さい。