富士山南麓には昔「浮島沼」という湿地帯が有ったそうです。
東京の紙代理店勤務時代にいくつか静岡県富士市にお客さんがあり、住所に「浮島工業団地」という会社もありました。愛媛県人の私は富士市や富士宮市で暮らすなんて思った事は全然なく、浮島?昔は沼?海?位に思っていました。しかし、西東京市~江戸川区~豊中市~天王寺区~江戸川区~浦安市~富士宮市~茅ケ崎市~黒潮町~と引っ越しを繰り返し、2013年から富士市に移り、「浮島」の近所に住み始めると、広々とした田園地帯の「浮島」地域が気になり始め、この日曜日、イーハトーブ125で最近始めた愛鷹山探検の帰りに、「浮島」地区の探検もして見ました。

いや~広々とした刈田の中を真っ直ぐに走る農道!人気もなく気ままにあっちへ行ったり、こっちで休んだり。田植え時期や稲刈り時期は邪魔になるので来ない方がいいのでしょうが、田んぼが一段落している今頃は静かで、遠くの喧騒よりも近くを飛び回る鳥の声が平和に聞こえます。そして見つけた空き地でしばらく佇みながら、さっき行った愛鷹山の端っこや新東名、東名、時々見える新幹線を眺めるのです。まさにこの辺りは日本の動脈・・・・なんだけど、「浮島」の一角は人気も無く、いい感じです。

干拓地かぁ・・・・戦後の食糧不足時代に食糧増産を図って全国各地で農地開発が行われましたが、ここ富士市~沼津市では古くからの苦しい湿田農業からの脱却も含め、先人達が取り組んだ事業なのです。干拓地と言えば、友達のNが住む佐賀県の有明干拓地が思い出されます。2007年5月に遊びに行った佐賀県の有明干拓地でも水との戦いを見て来たのです。干拓・・・・先人の苦労がしのばれます。