色は作って見ないとわからない 2016

色は作って見ないとわからない   何の事?
ここでの意味:手芸用紙バンド材料に用意されている各種カラー紙バンドの色は、見本や商品の実物カラーを見て完成品のイメージを想像します。

カラー単色1色でイメージを作る事は容易ですが、複数色の紙バンドを割きながら隣り合わせで使用しカゴ・バッグを作ると、見本チップで確認した色とは違っている事が多々あります。これは色相対比と言われている事です。

もちろん色が変わっているのではなく、隣に来た色によって互いの色が変わって見える「錯覚」です。ならば積極的に色の「錯覚」を楽しむ事で「錯覚」に慣れる事が出来ればより色彩を楽しめる訳です。と言う事で紙バンド手芸にとどまらずに言える事ですが「色は作って見ないとわからない」のです。

写真の作品は、お客さんが紙バンド手芸のレシピ本を見ながら工夫し、作りながら色の錯覚を実地に経験されたそうです。紙バンド手芸を始めてまだ半年のお客さんが兎屋の事は最近知ったそうでありがたい事です。


実は兎屋佐野は紙バンド手芸をやったことがありません。(不器用なので工作等には興味がないのです)しかし!絵画などの作品や布・服など「色」「色の組み合わせ」を見るのは好きなので、兎屋を始めた2002年以来ずっと「作品」「色」の主張として沢山の紙バンド作品を拝見させて頂いて来ました。なので今回の「作品」も色の組み合わせにまず目が行くのでした。

今回のお客さんもそうですが、私が紙バンドの話を始めると内容が「色彩」に流れることが多いのです。隣り合わせの色が気になったのは「兎屋」を始めてからすぐの事でしたし、それを参考にして紙バンド作りをして、「成功」したり「失敗」したりを繰り返しています。紙バンド手芸は「色」と遊ぶ場面の多い手芸だと思ってます。どうか積極的に、普段は選ばないような色も使って楽しんでみてください。

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