♯34 日本製のマーブルカラー紙バンド(1) 2016

兎屋店主が愛媛県と静岡県の紙業界で18年間お世話になっていながら、辛抱出来ず脱サラをしたのが2001年2月。その後、紙バンド手芸専門店として「兎屋」を神奈川県藤沢市で始めたのが2002年5月です。会社員時代に偶然出会った紙バンド手芸は絶対に広まる!と信じ、「兎屋」らしい紙バンド手芸材料を作ろうとしていました。

兎屋は個人事業の小さなショップ。仕事を続けるには「兎屋」らしい手芸用紙バンドを作るしかありません。しかしそれには時間が掛かる。頭の中では、ああしようか?こうしたら出来るかな?などと考えていました。

その中で作りたい形の紙バンドが見えて来ました。2003年秋ごろです。それは「不規則模様のカラー紙バンド」。毛糸など他の手芸材料の世界では、複雑な色模様の製品が有りますが、手芸用紙バンドの世界には無かったのです。

紙バンド手芸は絶対に広まる!と信じていたのですが、その為にはお客さんの要望に応え続けなければなりません。色を増やすも大事、品質を上げるも必要ですが、それはすぐに当たり前になりお客さんは「次」を待っているはずです。そこの所に持って行けるのは「不規則模様のカラー紙バンド」だと思ったのです。

当然すぐに思いつくのは印刷による色付けでした。しかしこれにはいろいろ問題があったのです。過去何度も不規則模様印刷にチャレンジしましたが、あまりグッとくるものはありませんでした。。


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