今回はちょっとゆるめの話・・・・・2001年春、紙バンド手芸の専門ショップを目指して!神奈川県藤沢市でスタートした「兎屋」ですが、まったく手芸の世界についてはわからないままでした。でもこの仕事は紙の仕事だと思っていたので、特に困った訳ではなく、①品質の良い紙製品を作ろう ②新しい分野の紙製品を作ろう でやっていました。これは今でも変わらず続けています。

藤沢市辻堂で店舗を開いて見ると、少しずつお客さんがやって来るようになり、お客さんと紙バンドの事などをお話するのが面白くなっていました。この感覚は、今でも同じですし、楽しく勉強させて頂いています。
ラフルな紙バンドで作られたカゴ・バッグを見るのは面白く、カッコイイカタチや、きれいな色彩・模様が好きだったので、その為の仕事が出来るのはありがたい事だと思っていました。また、お客さんがご自分で作った紙バンドのカゴ・バッグを見せて頂く機会も相当多くなり、なんだか目が肥えて行くような気がしていました。作って見たい色や、色の組み合わせ、が気になって行ったのです。やっぱり紙バンドはカゴ・バッグ作りには最適だよな・・・・・と。
ある日やって来たお客さんが、「実はこんなものを作っているんですよ」と見せてくれたのが「雪だるまの人形」でした。あれっ!これ良いなぁ・・・・見れば見るほどかわいらしい・・・・
なぜかわいいのか?カゴ・バッグ以外の物でも何か作れる事は判っていたけれど、それらはちょっと時間が出来た時に作るもの的に考えていたので、なぜ惹かれるのか?と不思議に思ったのでした。そして改めてさまざまな作品に接して行く度に、カゴ・バッグ以外にもすごい世界が広がって行く事に気が付きました。カゴ・バッグ作りがメインの紙バンド手芸ですが、裾野の広がりは2001年頃の私には想定外でした。
それに紙バンド手芸を楽しまれる方の研究と進化には驚かされています。う~ん・・・・どうやってこの進化に合わせた手芸用紙バンドを作れるのか?・・・・2016年、今度は自分に返って来ているのです。これは実感です。