紙バンド手芸は昭和40年代に一度流行ったのですが、残念ながら2~3年で廃れてしまいました。今の紙バンド手芸に至るまでに「冬の時代」が約30年続いたという事です。その後、平成12年頃に静岡県の紙バンド業者が愛媛県の製紙会社※1 から色紙を仕入れ、手芸用紙バンド作りを始めたのが、今の紙バンド手芸に繋がっています。
※1:静岡県にも色紙を抄く製紙会社があったのですが、今は消滅しています。

平成12年頃と言えば?西暦で言うと2000年・・・・そろそろパソコンが各家庭に入って行った頃で、パソコンの家電化時代の始まりでした。
つまり復活した紙バンド手芸と新しいインターネット時代は、ほぼ同時に走り始め、今に至っているのです。だから手芸用品でありながら、紙バンド手芸材料「紙バンド」は手芸店での充実は見られず、ほとんどの商品は、紙バンドメーカー各社がインターネットで販売している※2 という図式となっています。
※2:兎屋はメーカーではなく、企画・製紙・加工・販売まで一人でコツコツやっています。
もちろん、手芸の大手販売会社等も紙バンド手芸材料の扱いは行いますが、「流通」を通すので価格的に高かったり、「メーカー」からいろんな意味で遠い為に商品的に画一的であったりして、結局どれも「普通」に納まっています。まぁこれは仕方のない事です。

さて、私が勤めていた製紙会社を辞めたのが2001年、兎屋を神奈川県藤沢市で始めたのが2002年、毎日パソコンをいじっていました。
もちろんこれから人生を掛ける「紙バンド」の事は24時間考えていましたが、手芸品販売となると素人なので、売って行くためにはインターネットを使うという選択肢しかない事は百も承知でした。
でも、これが難しい・・・・・・
インターネットなんてサッパリ何のことかワカラナイ??????まず、大きく立ちはだかったのが「ホームページ」と「ショッピングカート」あぁぁぁぁぁ【続く】