昔から兎屋紙バンドを買って頂いている奈良県のお客さんに会いに行きました。いつものように車での強行軍です。で、だんだんお客さんちに近づくに従って思うのです。(やっぱり奈良県は歴史の息吹を感じるなぁ・・・・)
お客さんにお会いして紙バンドの話をしていたら、いつの間にか奈良県の歴史の話になり、興味が出て来たのでどんどん質問をしてみました。するとお客さんはすべて答えてくれたのです!うれしい!
(右)丸いこんもりした山が畝傍山:うねびやま
歴史好きとなると、どうしても「戦国時代」や「幕末」辺りが面白く思えるのですが、平安時代の前の奈良時代から更に古い時代の、いわゆる古代・・・・
古代かぁ・・・・お客さんが指さす先には、天香久山(あまのかぐやま)・畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)・の大和三山が近くに見えるのです。あぁ歴史や古文の授業で薄っすら習ったなぁ・・・それがここかぁ~ ちょっと感激でした。

大和三山との出会いは、子供の頃に覚えた百人一首のひとつ「春すぎて 夏きにけらし白妙の 衣ほすてふ 天の香具山:持統天皇」で、洗濯した着物を干している情景から、さわやかなイメージでした。その山が目の前にある。これは富士山を毎日見ているのと同じぐらいうれしい事のような気がしました。今度は強行軍じゃなくて、ゆっくり来たいです。
そして最後に尋ねました。私:「この辺りの郡は何郡ですか?」お客さん:「しき郡と言います。漢字で磯城郡と書きます」お客さんに拠ると、この「しき」とは敷島の事で、大和の枕詞になっている「敷島」だそうです。あぁ!あるある! 「敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににおう 山桜花:本居宣長」が有名です。その敷島の場所にお客さん達は住んでいるのです。えぇなぁ~ 毎日天香久山なんぞ見ながら過ごしたいなぁ~