バンド手芸が今のように一般的でなかった時代・・・・「紙バンド手芸の冬の時代」
DNAに「編む」が組み込まれている私達日本人は、紙バンドでも何かしら編んでいたという事です。しかし冬の時代だったので今のようにカラフルなカラー紙バンドがあるわけでもなく、ひたすら地味な梱包用紙バンドを編んでいたのです。

でも、中には色を求める人もいたらしく、どうしたかと言うと、あとから直接色を「塗った」のだそうです。クラフト紙の梱包用紙バンドに色を塗るのはとても難しいというか、糊の層があるので、きれいに塗れない・・・・しかし、「塗った」のだそうです。
今ではあまり紙バンドに後から色を「塗った」事など聞きません。まさに冬の時代だったのですね。
さて、紙バンド手芸の基本材料は?と言えば、クラフト原紙から作る紙バンドです。兎屋では、ひらがな表記の「くらふと/愛媛県産」とカタカナ表記の「クラフト/静岡県産」との二つのクラフト紙バンドを販売していますが、使用している原紙はどちらも静岡県の製紙会社のものです。但し、紙バンド加工方法が違うので、紙バンド仕上り時の風合いや編み具合、カゴ・バッグなど完成時の感覚、などに差があります。

2015年1月から取り扱いを始めた「クラフト紙バンド/静岡県産」はこれからの商品ですが、2002年兎屋創業当時から製造・販売している「くらふと紙バンド/愛媛県産」には兎屋のノウハウと気持ちが詰まっています。地味なクラフト紙で作る、地味な紙バンドだから、色や模様で勝負出来ない代わりに、材料としての真価が問われると考えています。
※くらふと・クラフト 紙バンドの原紙についてのおさらい
○流通している手芸用クラフト紙バンドの原紙は、ほぼすべて静岡県産です。製紙会社は2社(最近、あと1社静岡県の製紙会社が抄き始めたらしい)です。
○紙に使用する原料は(誰が言い始めたのか?)再生紙100%と言う事になっているようですが、私には意味がわかりません。再生紙?100%=古紙100%ではないですからね。
○古紙100%と再生紙100%という全く違う基準を、なんとなく同じだと思っている人が多いのだと思います。再生紙?仮に古紙率たった10%の紙でも再生紙と言うなら、その再生紙で作った紙製品は再生紙100%と言えますからねぇ。大丈夫?
○愛媛県の製紙会社でもクラフト原紙を抄くことは出来ますが、ある事情の為に抄く事は出来るが、値段が高くなり売れないという事です。この辺りの説明も今度します。