兎屋を始めたのは2002年の春ですが、紙バンドに出会ったのは1990年代の後半、その流れで手芸用のカラー紙バンドに出会ったのです。赤や黄色、オレンジ、みどり、などの紙バンドを見た時「おぉこれは面白い仕事だ!」と思ったのでした。当時は少年ジャンプの紙(特更メーカーの社員でした)など主にマンガ出版関係へ100%古紙の色更紙を売る仕事でしたが、勤めていた会社の発祥の地に小さな工場があり、その工場も見ていたのです。

その小さな製紙工場では100%古紙でクラフト紙を抄いていました。主な用途はクレープ紙と、紙ひも、その先に紙バンド用もありました。
抄いていた紙はクラフト色かたまにシロの紙だったのでカラフルな色の世界は楽しそうでしたし。これはイケる!と思ったのでした。で、当時は製紙会社の社員でしたので、何とか自社でカラー原紙が抄けないか?いろいろやって見ましたが結果的に無理と言う事になり、四国の仲間に声を掛けてOEM生産が出来るかどうか?ってところでその製紙会社を辞めたのです。
突然な事で、言葉のあやと言うか?社長と言い合いになって「じゃぁ辞めます」・・・・おもえば会社員として失格だったという事です。でもやる気はありました。その証拠が写真の黄色いファイル。紙バンド用の紙を作る為の準備が細かい字でびっしり書かれていて、迷った時はこのファイルをもう一度眺めて見るのです。
・・・・こんな感じで兎屋スタイルをお話しながら紙バンドの事をリンクさせていこうと思っています。兎屋らしいかな?