紙バンド=手触りで判る 2015

先週名古屋へ行きお客さんとあれこれお話をさせて頂きました。これから紙バンドをどうすればいいのか?というザッとした話なのですが、流れはすぐに基本的な所に行き、これはいつものパターンです。

紙バンドの基本は何?・・・・・この仕事(兎屋)を始めてからずっと思っていた事で、この仕事はどこまで行っても「紙」=原紙が基本だといつも思っています。紙製品ですからねぇ。

紙バンドの場合は「紙」を切って、撚って、糊をつけて、乾燥して、巻き上げる・・・・加工は紙の運命ですが、紙バンド加工は紙にかなり負担を掛けています。

それら工程にちょうど良い「紙」がいつも求められます。求められると言うと聞こえはいいけど、実際は当たり前に供給しなければならず、紙の品質がはずれたり低下するとたちまちクレームとなります。実際、紙の営業マンが行っている仕事の大部分は、クレーム対応といっても過言ではありません。まぁお客さんに鍛えられた日本の紙がいつしか世界トップレベルの紙になっているという事です。

手芸用紙バンドの場合は出荷後さらに厳しい選定の目にさらされます。手芸用品なので直接手触りとして品質の良しあしが伝わるのです。これは大事な事だと思っています。手触り・・・・・初めての方はこんなものかな?で済みますが、数回紙バンド手芸をされた方ならすぐにわかります。 あっこれ違う! 手触りなのですぐです。

「紙」=原紙からたくさんの加工工程を経てやっと紙バンドが出来たかと思ったら、今度はお客さん達の、しかも目の肥えたハードユーザーさんの厳しい目で見られています。で、普通に使えればOKだけど、あっ!っと思われたらそれは紙バンドに原因がある何かですからね。いい方の あっ!ならいいけど。と言う事をいつも考えています。

兎屋紙バンドを使って見て、もしお時間がありましたらどんな事でも結構ですので、ご意見等頂けますとありがたいです。これからの参考にさせて頂く積りです。 

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