コロッケそば 自宅チャレンジ 2014

この間久しぶりに食べた「コロッケそば」、本来ならそばつゆに溶けて行くべき?コロッケがほとんど溶けない不自然さに(これはちがうな)と違和感を持っていて意識の中で「コロッケそば」を引きずっていました。数日「コロッケそば」の事を考えていると、なんだか不思議な食べ物のように思えて来たのです。で週末買い物の時に家内に言いました。

「コロッケそば 作ってや」

おいしいけれどあまり上品でないマイナーな「コロッケそば」をわざわざ家で作るのもどうかな?とは思ったのですが、家で作るとどんな味になるのか?興味のある所でした。でも却下されるかな?と思っていたら家内も面白がって、「じゃあ明日は雪も降る事だから家にこもってコロッケそばを食べよう!」と言う事になりました。これが金曜日の夕方・・・・・。

おっ 見た目はそんまんま駅の立ちそばのコロッケそば、ほらほら、だんだんコロッケが汁に沈みながら溶けよるぞ~

と言っても、基本的にはなにも難しくはない料理?です。一応ちゃんとしたというか、冷凍食品じゃない総菜売り場のコロッケを準備し、そばつゆは関東風の黒くて甘めです。家内は今までの人生で「コロッケそば」を食べた事が無いそうですが、私の話を聞きながら、甘めを念頭に作ったそうです。具はコロッケをポンと乗せるだけ、刻んだねぎと七味をパラリと掛けたら出来上がり。で、食べてみて・・・・・

しっかり立ちそば屋の味が再現できています!

食べながらいろんな事が浮かんできました。18歳の時に四国から上京し、東京都と区別がつかない神奈川県藤沢市の小田急線「六会駅」近くで食べた「コロッケそば」。それが「コロッケそば」との出会いでした。小さな掘っ立て小屋みたいな店でした。そして「コロッケそば」を始めて食べた日から20数年後、同じ藤沢市で「兎屋」をスタートしたのです。不思議なご縁です。