岳南電車 2013 秋

富士市には岳南電車 という私鉄があります。以前は岳南鉄道と呼ばれていて、地元製紙会社の紙をJR吉原駅まで運ぶ役目を担っていました。

その岳南電車には至る所に昭和風情が残っていて、私は好きです。松山市に住んでいた頃に乗った伊予鉄道 も昭和だったなぁ~

岳南電車はJR吉原から富士市内(旧吉原市の中心部)を通って富士市の東側、沼津市との境あたりの岳南江尾(がくなんえのお)駅までの単線です。御多分にもれず経営は厳しいようですが、地域の人にはかわいがられているようです。

2001年まで富士宮市の製紙会社勤務をしていましたが、その製紙会社は富士市にも工場があり、私は数年間そちらの工場も担当していました。その工場の真横を岳南電車(当時は岳南鉄道)が走っていましたし、時々は数量の貨車を引く海老茶色の小ぶりな電気機関車が走っていました。

秋の夕方、富士市内をガタゴト走る1両編成の岳南電車に乗っていると昔を思い出します。新幹線に乗っていてもこのような気分にはなりませんが、古い車両に乗るとガラス越しの景色が「むかし」を見せてくれます。