国盗り物語 司馬遼太郎 2013

ずっと本を読んで来ました。とくに20代社会人になってからは、日々本を読んでいなければならないと思う位、常に何かしら読んでいました。会社員時代は電車と地下鉄生活だったので車内で本が無いと暇ですし、ざわついている車内で読書に集中していると「一人」になれるし、早く目的地に着いてくれます。あまりに本が面白いと目的地に着くのが恨めしいです。と言う事は部屋に本があふれるのです。

もともと邪魔にならないように文庫本で済ませています が、とにかく絶対量が多く度重なる引っ越しの度に重い荷物になっています。引っ越しの度に減らしてはいましたが追い付かず、とうとう静岡県までやって来た本がたくさんあります。思えば社会人スタートの西東京市から~江戸川区西葛西~豊中市庄内~豊中市桃山台~天王寺区上本町~千葉県浦安市~静岡県富士宮市~神奈川県茅ヶ崎市~高知県黒潮町~静岡県富士市と回って来て、途中で増えた本、減った本、そしてずっと付いて来た本・・・・・

若い頃何度も遊びに行った岐阜市を思いながら読みました。

本当は長男・次男に読んで貰いたくて、私が、これだっ!と選びに選んだ本たちが残っている訳ですが、長男・次男に全くその気は無いようです。じゃあどうするか・・・・思えば静岡県へやって来たのも何かの縁でしょう。ひょっとしたらこの地で人生を終えるかもと思うと、身辺整理をしなくちゃと考えたのです。と言う事でたくさんの文庫本を破棄する事にしました。しかしただ捨てるのは勿体ないので、引っ越して来た1月末からずっと読み返しの作業に入っているのです。と言う事でしっかり老眼鏡も読書専用に準備し、寝床の横に本を積み上げ、片っ端から読んでいます。本当は旅行しながら汽車やフェリーの中で揺られながら読むのが贅沢なんですけどね・・・・

読書の傾向は、90%以上歴史小説が占めています。小説なので劇的な時代の裏表を面白く取り上げている本が多く、日本歴史の劇的時代と言えば戦国期・幕末~明治期・戦前~戦後期です。

今読んでいるのは、幕末会津藩関係本ですが、併読していたのが「国盗り物語/司馬遼太郎」です。過去、面白かった本は2~3度読み返していましたが、「国盗り物語」は20代の頃に読んだだけでそのままにしていた本です。で、20数年振りに読んで見ると実におもしろい!この本は1960年代に書かれ、1973年にはNHKの大河ドラマにもなっています。1973年と言えば昭和48年で私の中学2年生の頃です。たぶんその頃に「国盗り物語」の事を知り、クニトリという言葉に興味を持った記憶があります。そういえばこの頃は木枯らし紋次郎 がテレビでやっていた頃です。

さて、「国盗り物語」ですが、文庫本全4巻のうち前半2冊は斉藤道三(前編 後編)、後半2冊は織田信長(前編 後編)となっています。道三と信長の二人ですが、後半の織田信長編ではむしろ明智光秀にスポットが当たっていて、面白い切り口です。20代の時は何も思うことなくサッサ読み進んでいたものですが、歳を重ねて読むと味わい深いです。光秀かぁ~~~ それにしても今更ながら楽市楽座の先進性を司馬遼太郎さんに教えて貰った気がします。中学生の頃歴史で知った楽市楽座でしたし、岐阜の先輩にも楽市楽座の事を言われた事がありましたが、こうやって歴史小説に入り込んで行くと、身に染みて知った気がします。20代の頃にはそんな感想あったかな?