去年(2008年 平成20年)の今頃は大手製紙会社(日本製紙 )による再生紙年賀はがきの古紙混入率偽装が発覚した時期で、その後大手製紙会社の古紙混入率が嘘であった事が次々にバレ、中堅製紙会社までもが古紙混入率の偽装をしていた事がわかり、紙の世界に生きる者としてヤレヤレ・・・と力が抜けた年明けだった事を思い出しました。
で、その後の流れはと言うと、モタモタしている製紙会社と製紙連合会を尻目に、紙の購入先である大手コピーメーカーや文具メーカー、再生紙使用拡大のリーダーたる官庁なども一斉に被害者を装い、結局製紙業界弱者の紙流通、紙加工業、紙倉庫業、紙運送業の人々が休日返上で対策に大わらわをし、経費もうやむやになった事例が多く、後味の悪い結果となりました。

まぁどこの業界も強い弱いのバランスで動いているのはわかりますが、許せないのは、再生紙など「エコロジー」に関わる仕事に目をつけた有象無象の団体です。
再生紙問題の盛んな時期はダンマリを決め、続いて発生した食品偽装問題で再生紙偽装が目立たなくなった頃、対策等ともっともらしい文章を発表していましたが、その内容は「製紙会社=悪者」に終始した文で、自分達も一緒に被害者グループに入らんとする魂胆が見え見えです。再生紙偽装については当然知っている立場でありながら(昭和57年に紙業界に入った当時新米の私でさえ、古紙の配合率と実際とクレームと白色度と製紙現場と製紙営業の乖離などは知って居ました・・・・。ただ、2008年の再生紙偽装についてはこれ程とは思っていませんでしたけどね。)一方で、「環境教育事業」「普及啓発事業」など沢山お金の掛かる事業をやっていたという事で、
特に子供達へ実施して来た環境教育についての責任には一切触れないと言う事です。
これは大人として良いのかな?偽装問題を製紙会社だけの事として済ませる事に去年も言いましたが「うすらさむい事甚だしいです」悪者=製紙会社とする様な単純構造で無い事は確かです。
皆さんも、「エコマーク」「再生紙使用マーク」「グリーンマーク」等の団体のHPをご覧になり、2008年新春の再生紙偽装に関する文章やコメントを(有れば)読んで見ると(おもしろいですよ)と言う事で、兎屋も偽装については充分気を付けて参ります。