周りの山では朝から沢山の犬が興奮した鳴き声を立てつつ藪の中を走り回っていて、私の通勤路でも川沿いにハンター達が集まって何やら相談している事が多く、ここ高知県幡多郡黒潮町だけで無く、高知県全体いや日本中の山々で冬期イノシシ猟は盛んです。
そして里山荒廃の影響で山と集落との境が無くなり、イノシシやシカ等の獣が人間の生活圏に出てくる場面が多くなっている事も事実で、農作物への被害は甚大だそうです。本来人間と獣とのクッションの役割を果たしていた里山の荒廃は、それを利用する生活スタイルと地方人口構成の変化からますます深刻の度合いを深めていますが、治水治山の国土保全の視点と地域活性と新しい仕組み創生の為にも私達が取り組まなければならない問題だと思っています。

一方で、イノシシを食べる文化は当然根付いていて、近所のスーパーにも当たり前に(高知県産イノシシ肉)がパックで売られています。食文化と言えば、以前住んでいた富士宮市の鮮魚店では、時々店の軒先に「いるかあります」という札が掛かって居て、会社の女子社員に「いるかありますって出てるけど、いるかって・・・・ってあのイルカ?」と聞くと当たり前のように「そうですよ」と言われびっくりして「どうやって食べるの」とたずねると「醤油で煮て食べます、私は食べないけどお父さんは食べますよ」と言う事でした。その時頭に浮かんだのは(う~~~~ん・・・こんな事、友達の米国人B君に話したら怒られるなぁ・・・・)と思ったものでした。友達のB君は絶対にクジラとイルカを食べてはいけないという考えの人で、過去何回か私ともその事で話をした事が有ります。と言う事で、私は黒潮町で出回るクジラ肉の話もしないようにしています。イノシシ肉のパック写真を見て、いろいろ思いました。