このブログ、昨日書こうと思ったのですが、スクーターの話から脱線し「スクーターには気をつけろ!」というオチになったので、あらためて今日書く事にします。なかなかシビアで楽しい話です。
一昨日の午後、事務所で仕事中の私の携帯に長男から電話が入り、めずらしいな?と思いながら電話に出た内容は「おやじ、夕方CRのガソリン買いに行こう」という話です。実は私は遊び用にCRというオフロードタイプのオートバイを持っていて、高校生になって免許を取った長男は時々エンジンをかけて家の周りの山道などを走っていました。
そのCRはハイオクのガソリンに2サイクルオイルを混ぜてタンクに入れなければならないタイプのもので、給油はちょっと面倒なのですが、その分オイルタンクが無く車体の軽量化に寄与していて、なお且つ、ピーキーなエンジンと大口径CRキャブのお陰で、最高速度こそ80km/hあたりが限界ですが、爆発的な加速はTOPギアまで一気に伸ばし続ける事が出来・・・・・爽快です。
このオートバイは私がまだ独身時代(1980年代後半)に新宿区坂町のオートバイ屋さんの社長の持ち物で、散々改造していた物を36万円で買ったものです。小さい車体はすりぬけに便利で、当時住んでいた江戸川区西葛西から勤め先の在った中央区京橋までの浦安街道等を毎朝ぶっ飛ばしていました。メインのオートバイは別に持っていて、CRは常にサブのオートバイでしたが、その後転居をしたり、オートバイの嗜好が変わっても、手元に置いていた一番付き合いの長いオートバイです。そのオートバイに長男が興味を持ち始め、時々乗っているのを見ると感慨深いものがあります。長男が生まれる前からの付き合いですからね。

さて、夕方家に帰ると長男の姿が見えず。納屋を見るとCRがありません。近くの山へ走りに行ったのかな?と思っていましたが、暗くなっても帰って来ません。ガソリン買いに行くのじゃなかったのかな?と思いましたが、ひょとしてどこか遠くへ走って行ったのかな?と心配を始めたのが19時頃、家内にメールを入れさせましたが返事は無し、と自宅の電話に長男から電話が入りました。
「今 ●●から300m位の所、今帰るから」という事なので、10分もすれば帰って来ると思っていましたが、その後音沙汰なし。友達とどこかの駐車場でダラダラしてるのかな?なんて奴だ!とちょっと怒りも出ましたが、いつものように22時過ぎに床に入りました。(心の中ではCR最近調子悪いから壊れたのかな?という気もありましたが、電話があったので安心していました)と、しばらくすると帰って来たようでしたが、眠たいのでそのまま眠りに付きました。
【翌朝長男から聞いた話】実は四万十市内まで走りに行き(ごめんなさい)帰ろうと思ったらエンジンが掛からない、何回もキックしたけど掛からないので、人に見られない様に暗いパーキングの中で押し掛けしたりしたけど、やっぱり掛からない。電話しようかと思ったけど、自分の責任なので家まで押して帰る事にした。(夕べ「今 ●●から300m位の所、今帰るから」と電話で言っていた時は、CRを押している真っ最中だったようです)

途中、外国人に道を尋ねられたり、どこかのおばさんに「かからんねぇ~」と声を掛けられたり、ついでにCD返しに行ったり、知り合いがいたので、かっこ悪いと思い遠回りしたりで、やっと市内を抜けて国道を押していたら思ったより坂道で、途中3回もジュースを買った。トンネルを抜けて坂が下りになるので、ヤッター!っと思って跨ってみたけど全然前に進まないのでやっぱり押して、やっと集落への分岐になったので、少しでも近道をしようと暗くて人気のない道を押していたら、マジビビった。もうCRには乗らん!・・・・・という事です。
ちなみに四万十市内から家までは10km以上。軽いスクーターならスルスル押せますが、軽いといってもCRはスクーターより重く、私でも5m押して歩くときはエィッと力を入れます。増して延々坂道を押したり、遠回りをしたりなんて30年もオートバイに乗っていますが、押して歩いたのは2km位です。馬術部で鍛えられた体と、責任感が10km以上押し続けさせたのでしょう。オートバイが壊れた時はいろんな事を考えるものですし、きっと彼も押しながらたっぷり考えた事でしょう。これで彼もバイカーの仲間入りです。合格です!