19日夕:長男より電話有り。(幡多農馬術部部員として青森遠征中)
青森県十和田市に在る青森県立三本木農業高等学校で開催中の「第42回全日本高等学校馬術競技大会」で、高知県代表として出場している、高知県立幡多農業高等学校馬術部が一回戦を突破したとの電話が有りました。

全国から集まった高校馬術部36校による試合は、馬の数が集まらなくなっている現状から、一回戦と二回戦は三校戦となっています。
三校戦とは三校毎にグループを作り、最も成績の良い学校が二回戦へ進むと言う事で、一回戦が終わった段階で24校は敗退と言う事、つまり一回戦を突破した時点でベスト12となります。しかしこの一回戦を突破する事がいかに厳しいか!と言う事に尽きます。まずはホッとしています。
2007年の山梨大会で初めて一回戦を突破した幡多農馬術部が、今年2008年も一回戦を突破したと言う事で、去年の勝ちがまぐれでは無かった事が証明され、馬術部顧問のK先生の指導と、学校や後援会、地域の方々の応援の賜物だと思っています。今年も幡多農馬術部から、地域の方や近隣市町村並びに県庁関係様には「奉加帳」へのご協力を頂きありがとうございました。一回戦を突破出来た事で高知県の名前を全国の馬術部関係者さん達に知って貰ったと思っています。さぁ明日の2回戦突破に向けてGO!
さて、南国高知の幡多農馬術部は決して恵まれた運営がなされている訳では無く、馬を飼う事を考えるとむしろ非常に厳しい環境であると言えます。馬は暑さに弱い動物で、飼育に広い環境が望ましい事を考えると、強豪チームの多くが寒冷地の北海道や東北或いは広大な阿蘇を控えた熊本県(それらの地域の馬に関わる文化が後押ししていると言う事は言うまでも有りません)に集中している事はうなずけます。また馬はお金が掛かるので、都市部のお金持ち有名私立高校に強い選手(馬歴10年と言った選手はざらです)が多数在籍している事もうなずけます。
そんな状況の全国大会の中で幡多農馬術部の場合、部員全員が幡多農に入学してからの馬歴(K先生曰く、「ウチは素人集団です」)を考えると、2年から~1年ちょっとの馬歴ながら全国大会で活躍している事が素晴らしく、本当の実力がある(馬歴では無い)事を証明しています。もちろん昨年に続き一回戦を突破している事は奇跡では無く、無い無い尽しの中で苦境を乗り越えている先生や部員の努力が実っている事は事実であります。
ここで私が言う奇跡とは、この厳しい現状で馬術部が存在している事を言います。このような奇跡(存続)がいつまで続くのか分かりません。私はあまり楽観的では無いので、近い将来幡多農馬術部が立ち行かなくなると思っています。でも今日は、日頃の鬱憤を晴らす事が出来ました。
一回戦の幡多農馬術部の対戦相手は、強豪県熊本の「熊本県立翔陽高等学校」と「秋田県立角館高校」だったそうです。実は「熊本県立翔陽高等学校」とは去年の大会でも同じグループで一回戦を戦った因縁の相手です。もっとも昨年の大会の幡多農馬術部にすれば、熊本の高校に勝つとは思って無く、グループ枠が決まった時は、(これで一回戦敗退は決まった・・・・)と密かに思っていました。その強豪チームを2年続けて破っての一回戦突破。この勢いで2回戦に臨んで貰いたいと思っています。まだ奇跡が続いている間に・・・・・。