ヤギ 回復 2008

6月22日のブログ日記で、ヤギの具合が悪いと書きました。その日の朝、ヤギ小屋の方から聞こえる鳴き声がいつもと違い、うとうとしながら(ヤギの鳴き声も毎日聞いていると、日本語のように聞こえるのだなぁ)とのんきに思っていました。私にはその時の鳴き声が「来てぇ~ 来てぇ~」と聞こえていました。間もなく家内が私を起こしに来て「大変、ヤギが戻しちゃってヤギも小屋も緑になってるよ」 エッ!う~~~~~~~ん。雨が続いているし、体が弱っていたのかなぁ?ヤギは頑丈な動物と聞いていたが、過信も有ったようだと思いヤギ小屋へ向かうと、いつもとは全然違う様子です。

ヤギ小屋は汚れているので、軒下に連れて行き、段ボールを敷き、タオルを敷くと、ヤギはすぐに横になり静かにしていますが、時々戻していました。心当たりの犬猫病院へ電話しましたが、「ヤギはわかりません」との返事です。と、思いついたのがいつもお世話になっている幡多農業高等学校で、しかも懇意にさせて頂いている馬術部顧問のK先生は畜産の先生です。すこし専門は違うようですが、馬の事はくわしいし、そのルートの獣医さん関係も・・・・・と言う事でお電話をお掛けし、いろいろ病状をお伝えした所、各方面に連絡を取って頂きアドバイスを貰いました。

原因は天候や環境変化から来るヤギの抵抗力低下かと思っていましたが、どうやら「悪いものでも食べた?」と言う可能性が高いようで、これは家内が言っていた「昨日の散歩時にヤギが食べていた草を見て、とっさにダメ!といって引き離した草が有ったのだが、どうもそれがあやしい、正式名ではないと思うけど、子供の頃はドクゼリと呼んでいた」と言うのと一致しました。

家内はすぐに昨日の散歩の現場に行き、その草や思い当たる数種類の草を採って来てネットで調べ始めました。ほかの草にはあやしい所はないようなのですが、どうもドクゼリ(通称名)はやばいようだと言う事がわかって来ました。ただし調べて行くうちにドクゼリという植物は別にあるようで、家内が思っていたのは「ケキツネノボタン」ではないかと言う事です。ネットで調べたところ、このケキツネノボタンにも毒性が有るようです。

ヤギの状態は時間が経つにつれ良くなって行きました。夕方まではそれでも幾度かは戻していましたが、エサは与えず胃の中がカラになるように心掛けていると、夕方になって水を飲むようになりました。夜も静かで、夜が明けると全く普通の状態になり一安心です。ヤギは頑丈な動物かもしれませんが、もう少し気にしなければならないようですし、草も勉強も・・・・・。