長野県経由で日本海へ 2008

出張ネタ。単なる移動ですが私なりのこだわり移動なので記録方々書き留めて置きます。5月31日(土曜日)朝、東京都日野市から電車を乗り継ぎ、途中ベトナム人とふれあってから友達のK君が富士駅まで迎えに来てくれて一緒に昼飯を食べ、預けていた車を取りに彼の工場へ行き、静岡県富士宮市を出たのが14時30分頃。出来るだけ早く富山県に近づいて置きたいので、国道52号線はパスし、素直に国道139号線(大月街道)から精進湖バイパスを経由し甲府南ICから中央高速道路に乗る事にしました。

中央高速道路に乗った後は、塩尻まで走りそこから安房トンネル経由で平湯に入り、平湯温泉に浸かれば富山県も射程距離なので、その後夜中走れる所まで行けばいいやと思っていた所、なんと平湯付近は土砂崩れで通行止めという情報です。しかも乗ったばかりの中央道もこの先の小淵沢で事故が発生し、こちらも通行止め。と言う事で、韮崎ICで高速を降りて、昔通った県道17号をたどり、せっかくなので、茅野市の河原の湯に浸かる事にしました。韮崎ICで降りれば国道20号ですが、このあたりが実はこだわりなんです。

県道17号は韮崎市内を流れる釜無川河岸段丘の上に在り、古来交通の要衝で武田勝頼が築いた城跡が有ります。ここに城があれば敵の動きは一目瞭然ですが、武田氏は勝頼公で滅んでしまいました。

県道は韮崎からほぼ一直線西北に跳ね上がり、小渕沢を経て長野県に入ります。小淵沢辺りは武田氏の軍用道路として有名な信玄棒道が各方面に向かって伸びています。韮崎と小淵沢等の拠点、それと棒道(ボウドウ)を利用して、武田の軍勢が素早く信濃に出て行く事で、武田氏は勢力を強めて行ったと言う事です。

さて、17号を走るとJR日野春駅の先に北杜高校が見えて来ます。以前は峡北農業高校と呼ばれていた学校で、実は長男の通う幡多農業高校馬術部の前の顧問の方が、現在は北杜高校で馬術部の顧問をされているのです。なんだか縁を感じます。その後道は県境を越え長野県に入ります。普通の人はこのルートはとらないでしょうが、天気が良ければ八ヶ岳の絶景を見る事が出来るのです。

河原の湯は7年ぶりです。前回は家族で信州に遊びに来た時に渋滞を避けるため時間調整で温泉につかっていました。ここは地元の方の憩いの場、私もちょっと旅行気分を味わいました。温泉に入った後は原村のAコープで買ったお弁当を食べて、夜の中央高速を走りました。この後は特にこだわりもなくただ距離を稼いだだけです。

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