🐀ネズミ 2008

土曜日の帰り道、気持ち良い風に吹かれながらとぼとぼ歩いていました。国道から入り家までの約1Kmは川沿いの舗装道、車の往来は少ないです。

と、道の脇の崖のそばを歩いている時、私の足元から何か飛び出して行きました。(カエル?)思わず歩いている状態でストップした私は、その物体が飛び出して行った先を見て居ました。するとそこにはネズミの背中が・・・・。葉っぱの下にもぐってゴソゴソしています。しかし人間である私には気付いていない様子。・・・・!このままじっとしていればまた戻って来るなと思い、歩いている状態で止まったままの姿勢はきついので左足を静かに戻し自分が木になった積りで待っていました。そのネズミはしばらく葉っぱの下で何やらやっていましたが、案の定1分もしないうちに、道路の方に登って来て私のつま先から50cmの所でネズミらしく動き回わり、時々止まって私と目が合っていました。

胴体の大きさは6~7cmの小さなネズミです。家で買っているウサギはよく長男(馬術部)から大きさを比較されていて「馬の顔の半分がウサギ」みたいな事になっていますが、このネズミなら馬の目玉よりちょっと大きい位です。(馬の耳に入るかな?)目と言えばこのネズミの目の色はこげ茶の濃い色で、光に反射して一点瞳が確認出来ました。胴体の色は黄土色がメインで、胴体下部や後ろは黒い毛が混じっていました。何故逃げないのだろう?本当に気がついていないのだろうか?こんなに近くで自然のままのネズミを見た事は初めてです。カメラを出そうかと思いましたが、絶対に逃げられると思うと微動だに出来ません。ただネズミをしっかり目に焼き付けようとしていました。

車の往来はなく、私とネズミの近距離関係は1分(もっと少なかったかもしれません)で終了。急に驚いた風で崖の下飛び込んで行きました。また来るかもと期待しましたが今度は気配も有りませんでした。ネズミかぁ・・・・。そう言えば歩いているといろんなモノや事に遭遇します。特に朝方は何かに遭遇する確率が高いです。都会なら物騒な事件に巻き込まれる確率が高いかもしれませんね。第一発見者が朝の散歩で云々と言うのが実に多い・・・。それとは反対に早起きは3文の得と言いますが、私はその言葉は当たっていると以前から思っていました。朝早くとウォーキング、それにちょっとした注意で新しい発見が有りますね。

ネズミで思い出しました。浅草線のある駅で電車が来るのをホームで待っていると、よくネズミを見る事が出来ます。大きな猫ほども有るネズミが線路の脇を歩いているのを見た人は多いでしょうね。暗い所を動き回るそのネズミは嫌ですが、藪の中から飛び出て来たネズミはかわいらしかったですよ。