土佐の春やま 2008

今日までは晴れと言う事で、裏山に「野バラ」を採集しに行く事にしました。最近バラに凝っている家内は、通販でいろいろ「バラ」の苗を取り寄せていますが、原始的な「野バラ」にも興味が有るらしく、前から欲しかったという事です。「野バラ」なんてどこにも生えていて、棘も有るし一般的には嫌な雑草の部類に入ると思うのですが、小さな白い花が良いという事らしいです。

普段通らない道を通ると桜が満開で、しばらく佇んでいました。
10分ほど居ましたが車は通りませんでした。穴場かも!
地形の関係で風が弱く、桜の香りがしていました。
これが花見の名所だったら、バーベキューの臭いや、お酒の臭いですね。
去年山に登った時に目についていた「野バラ」を採集しに行きました。
ワラビ:そう言えば春は山菜ですね。ところどころに出てました。
ゼンマイ:綿をかぶってかわいらしいです。
油揚げや竹の子と一緒に煮ていただきます。春の味ですね。
「野バラ」は3株採集しました。
ついでに「野イチゴ」の株も・・・・。山菜が気に有り始めました。

さて、山に入ると、「荒れている」日本の里山を見る事が出来ます。これは日本中どこでも見る事の出来る風景で、荒れ方の形態や原因はいろいろ事ですが、根本はすべて同じ所から出ていて、ちょっと考えただけで根の深さに行き当たり、歩きながら暗澹としてしまいます。ハイキングコースでは無い普通の里山でこの状態です。目につく放置田畑は問題になっていますが30~40年前、山中に有った畑は地元の人でも存在を忘れて居る畑で、農業問題の埒外に有るようです。

裏山の山頂まで歩いて15分、
所々畑が有るのですが耕作は何十年も前に止めているようで残念ながら荒れ放題です。
畑跡にはスギやヒノキが植えられていますが、やはり荒れています。
石垣が時代を物語っていて、昔の風景が想像できます。
帰りは違う道から降りました。これが兎屋一家の住んでいる集落です。
いい感じでしょ!静かな村です。大家さんちに行き野菜を頂きました。