高知県に移住して驚いた事の1つに、高校生のオートバイ免許(原動機付き50cc以下)取得に規制が無いという事でした。私の高校生時代(昭和51~53年頃)はオートバイ事故が頻発し暴走族が暴れていた頃でしたので、高校生のオートバイ免許取得は厳禁(バイク三無い運動と呼ばれていました。)で、もし取得がばれたら即没収&丸刈りというながれでした。それでも隠れてオートバイに乗っていた子は居ましたし、結局ばれてみんな丸刈りになっていました。その頃は今の様にいろんな遊びが有るわけではなく、男子のほとんどはオートバイに夢中でした。しかし私は友達のように隠れて乗るまでの勢いはなく、話題には加わりますが、その内容が改造に関する事ばかりだったので、オートバイ話といえども興味薄でした。それより、いつか乗るだろうと思い、その時には日本中をオートバイで旅行したいと思っていました。


オートバイには乗りますが、よくよく考えてみれば、オートバイが好きと言うより旅が好きだという事を最近になって知ったと言う事です。さて、そうは言ってもウチの子供達にすれば、生まれた時からオートバイが身近になる生活、遊びに来る私の友達もほとんどオートバイに乗っています。当然、免許が取れるようになれば絶対にオートバイに乗るのだと言っていましたし、それで良いとも思っていました。移住するまでは・・・・。ところが高知県では取得年齢に達すれば、高校生でもオートバイ免許の取得はほぼ自由。初めは(そんなものかな?時代は変わったね)と思っていましたが、長男がいよいよ免許を取る段になり、複雑に思うようになりました。しかし、今更ダメとも言えないし、ダメと言っても隠れて乗るだろうし、だったらちゃんと免許を取って堂々と乗ってもらいたいけど、国道は危ないな!とか、後ろからあおられると危険だな!キリがありません。・・・・・(どうやら高校生のバイク免許取得は、全国的に見て規制されていない所が多いようです。長男の神奈川県の友達もすでにオートバイに乗っているとの事でした)


とは言うものの、いろいろ悩みながらも(うちはダメ!)と言う事が出来ず、昨日高知県吾川郡いの町に在る免許センターに連れて行き、原付免許を取得し、今日は朝からオートバイ屋さんに行き、中古のスクーターを買って来ました。これで朝晩の馬術部送り迎えの負担が無くなると思うと、ホッとしますが、危険な国道のトンネルは気になります。
スクーターを買って帰る道すがら、長男に「これでお弁当を持ってツーリング出来るな」と聞いたところ「なんで?なぜ弁当を持って走りに行かないといけないのか?」・・・・・どうやら彼と私とではオートバイに対する考え方が違うようでした。・・・・・・・・・・・行けよ!ツーリングに!・・・と心の中で思うのでありました。