ひょんな事から参加する事になった桜の植樹は、2月23日(土曜日)強風のなか行われました。去年の秋?学校斜面の雑木を伐採していてどうするのだろう?と思っていたのは、桜植樹の為だったようです。14時集合で校長先生とPTA会長さんのお話が有った後、各人スコップ・ツルハシを手に斜面を降りて行きました。私も適当な印の所を見つけてツルハシで30cm立方見当の穴を掘り、ソメイヨシノの苗木を植えて行きます。植樹、植樹、植樹・・・・・あまり記憶に有りません。そう言えば学生時代の実習でヒノキの苗木を植えたような。花を植える行為よりスパンの長いこの作業は意外に楽しい物でした。ただ、この冬枯れの季節。ビジュアル的には地味。頭をよぎったのは「人目も草も かれぬと思へば:源宗于朝臣ミナモトノムネユキアソン」の歌でした。


校長先生は、当初学校を取り巻く全山を桜で埋めつくしたいと言うような事を考えていらっしゃったようですが、雑木林(これが意外に大木が多いです)に住むウサギなどの動物や、植生を考え、桜林は一部にとどめるとの結論をされたようで、私もこの意見に賛成。どちらかと言えば全山雑木林の方が面白いと考える派です。関東では東京西郊に残された武蔵野雑木林のケヤキが有名で、学生時代に先生から教えられた「武蔵野=ケヤキ=樹木の形状に特徴有り」は印象的な言葉として残っています。今では日本全国の山林で、スギ、ヒノキと言った単一林から雑木林への切り替えが提唱され、本来の山の力(保水、回復、環境、等など)に期待する動きが活発になっているようです。それにこの時期のスギなどの花粉症は社会問題ですしね。


3ヶ所の植樹を終えたのが17時前、サクサク仕事を終えて帰ろうと思ったら何と、ゼンザイの接待を受けました。冷えた体に温かいゼンザイは有りがたくおいしく頂きましたが、つい。この小豆?幡多農で作ったのかな?それとも外国産かな?と考える所が今風でもありました。でも野暮な質問は止めにしました。土曜日の午後、学校には生徒達の姿はまばらで静かでした。長男(1年生として在学中)は馬術部でしごかれている時間帯で、うまい具合に遭遇は避けられました。夜、彼が帰って来てもこの話は無しです。
また同じような機会が有れば参加したいと考えていますが、肝心の参加募集のプリント。長男のカバンの中で止まって居ました・・・・・