製紙各社、ケナフなど非木材でも配合率偽装
製紙各社がケナフなど非木材原料の配合率を10年以上前から偽装していたことが7日、経済産業省の調査で明らかになった。日本製紙は1994年から封筒用原紙でサトウキビ繊維でできたバガスの配合率を偽装。王子製紙子会社の王子特殊紙は95年から特殊印刷用紙のケナフ配合率を偽っていた。非木材原料の配合率をめぐっては、大王製紙、北越製紙、中越パルプ工業、特種東海ホールディングス、日本製紙グループ本社傘下の三島製紙も偽装があったと公表。大半の製紙大手・中堅に偽装が広がっていた。「公称配合率では品質を満足できず、顧客に相談することなく配合率を減らした」(中越パルプ)などが偽装を行った理由だ。業界横断的な偽装は古紙の場合と同じで、原料の配合率などを取り決めた顧客との仕様契約書の違反を隠ぺいし続けていた。コンプライアンス(法令順守)の意識が欠如した製紙業界の偽装体質が改めて浮き彫りになった。(2008年3月07日 21:01NIKKEI NET)
さて、こっちも(非木材パルプの混入率)火が付きました。予想通りの展開です。(ブログ2月26日の日記参照)来週あたりから、非木材パルプに関わった関係団体のコメントが出ると思いますし、今から内容の予想は付きます。いい訳や理屈はどんどん言っても自由ですが、子供達に説明と教育をして来た事の責任はどうなるのでしょうか?これは大きな問題です。学校現場でも広く行われていましたね・・・。報道コメントではいろいろ理屈もOKですが、子供達にも(自分の子供や孫にも?)いい訳をするのでしょうか?自分には嘘はつけないし、他人の(製紙会社の)せいにするのは簡単ですが、実は責任に対する姿勢と反省こそ環境偽装問題のミソだと思っています。