バレンタインデー 2008

2月の出張中見かけた印象的な風景は「売り場」そこではチョコレートを売っています。これでもか!これでもか!まさに商魂。紙バンド手芸材料を販売している私も商売のおぼろな形は目指していますが、君!まだまだ甘いよ!とその「売り場」は語りかけます。

2008年2月8日 チョコレートの聖地(中央区京橋)

そこではチョコレートを買って下さる方すべての動機に対応し、様々な場面を想定しプレゼント出来る商品構成が迫力で、微塵の迷いも無く販売されている一方で、同時に流されるコマーシャルやポスターはロマンティックですらあります。バレンタインデー(以下VD)に全く縁のなかった私は、小、中、高、大、の各学校時代にひとつとしてチョコレートを貰った記憶が有りませんし、社会に出て初めて貰ったチョコレートは、2月の集金に行った先で配っていたものでした。それはそれで嬉しかったですけどね。

兎屋の手芸材料は、ほぼ100%女性の方にお買い上げ頂いているのに、実はここだけの話ですが(ここからここだけの話なので、これに関する反応は無しと言う事で)私はあまりVDが好きではありません、と言うかVDにまつわるいろんな現象に引いてしまいます。子供時代~青春時代にあまりVDの喜びを知らなかった事が大きいと思っていますが、それを隠して考えるクセも持っていて、大人になってからは常に反VDの立場でした。そういう人です。しかし、一方でこのような習慣が、引っ込み思案の女性を勇気づけている事に関して、この一点に関しては賛成です。人生に於いて勇気は大切な事だと信じていますので、勇気を出すきっかけがVDだとすれば、いい時代になったと言えますが、やはり正月明けからの一連の騒ぎは、なんだかなぁ・・・と思うし、早くVDが終わってほしいと思っている男性陣のひとりでも有ります。

で、出張から帰ってボーッとしている内にVDの事は頭から消えて居ました。しかし昨日仕事を終えて家に帰ると、1人で留守番をしていた次男がニコニコ顔で「こんなに貰ったぜ、すごいだろう!」思わず心の中で、チョコレートをくれた女の子達に手を合わせました。で、つい言った言葉が「健介、お返しが大変なんぞ、お前はわかってないよ!」因みに次男健介はまだ12歳です。女心の意味はわかっていません。少なくとも倍返しは覚悟・・・・。しばらくすると長男が帰宅しました。で、帰宅するなり「おぉ・・貰ったぜこんなに」(お前もか!)聞くと馬術部の女子関係がほとんどです。で、次男とチョコレートの見せっこをしてはしゃいでいました。その光景を見ながら、この子達に、チョコレートを貰えない人(私です)の話をする事は出来ませんでしたし、その後の続きの話は、他の形でいつかしようと思いました。