はたのう市場明日開催 2008

清水寺のエライ和尚さんが去年の字として選んだのが「偽」申すまでもなく、2007年は食品偽装に明け暮れた1年でした。で、心機一転2008年を迎えたかと思ったら、いきなり年賀状でやってくれました。再生紙の場合は、製紙会社と行政がほとんど同じラインで「再生紙」という偶像を作り上げたと思っているので、心配と言うよりヘナヘナ力が抜ける思いです。まぁ、これで業界の常識が、一般的な常識になるだろうと思えば、作る側も(製紙)売る側も(製紙・代理店・紙卸商)買って売る側も(特に文具・事務用品販売など)広める側も(行政や関係団体)、使う側も(一般消費者)、再出発と言う事では、1月のうちに山を越えて良かったのかな?と思っていますが、1月が終わる前に海の向こうから、大きなパンチを貰って、またひっくり返っていますね。私達の国は、いつもこけてばかりで、大丈夫か?私・・・・と言う気持ちになるのは、みんな同じでしょうね。

なにも、2月最初のブログ日記で社会問題をネタにしようとは思っていませんで、実は明日は長男が通学する幡多農業高等学校の恒例行事:幡多農市場:が開催されると言う話です。

人よりなんでも気が付く事の多い私が今まで何年も子供達に言いすぎたと反省し、特に長男に対しくどくど言わないと誓ったのが去年の暮、まだ徹底は出来ないまでもかなり抑えていますし、自分との闘いだと認識しています。それをいい事に?たっぷり羽を伸ばしている長男です。もうすぐテストじゃないか?と思っても、グッとこらえてふすまを閉めて寝る事にしています。で、夕べ新聞を読もうと開いた所、チラシの中から出てきたのが「はたのう市場」のお知らせ。まあ、他のルートで我が子の事を知ると言う事ですね。

はたのう市場は、幡多農業高等学校でとれた野菜や肉、あるいは加工された木工品やお菓子等を、それぞれの科が販売すると言う行事です。私が高校生時代に通っていた愛媛県の農業高校では、年1回の農業祭(普通高の文化祭にあたる)で販売していましたが、幡多農ではなぜかたびたび開催されています。もちろん地域の方もその品質はわかっていて、花卉、野菜、米、肉、木工品、炭、ケーキなどどれも人気の品です。特に人気の肉や肉加工品は、まず普通に行ってすんなり買えません。去年の農業祭の時は10時開催に対し、7時には行列が出来始めていて、人気商品の為、ひとり1個の制限が有るにも関わらず、子供(人数を増やして少しでも多く買いたいと言う気持ちから)の手を引きながら並んでいる人が多く見受けられました。

但し、へたれの私は、列を見ただけで並ぶ気は失せています。前々回の時、偶然買えた豚肉を持って帰り、さっそく庭で炭をおこして食べたのですが、そのおいしい事。いまでもよだれが出ますが、並ぶのは嫌。と言う事で、売場の近くをうろうろしながら、残るようなら買って見たいですが、まず無理でしょうね。

全国に農業高校は100校超える位有るでしょうか、みなさんのお住まいの所にも農業高校有るでしょうが、学校で販売される農産品のご感想はどうですか?流通が発達している現在、値段は近所のスーパーとほぼ同じか、少し安いぐらい、でもお客さんは押し寄せて来ます。目当ては肉やソーセージだとしても、野菜や花卉もどんどん売れます。そしてどうやら農業関係者さん達が心配していた事が、海の向こうで起き始め、現実となった今、農業高校の活動は暗示的です。毎年の恒例行事ですが、取り巻く環境は変わっていると言う事です。明日は列に並ばず、ぶらぶら歩きに行こうと思っています。きっとなにかヒントが有るような気がします。