開校式の日の夜、待ちに待った今回のメインイベント、本物のやまねに会える時間がやって来ました。12月やまねは冬眠中なのですが、なんと冬眠から起こすというのです。

やまねは気温が8度になると冬眠する動物です。ということは8度以上の温度がある場所へ連れてくれば自然に起きるわけです。
素人の私はそんなことをしてやまねは大丈夫なのか、と心配になったわけですがそこはやまね研究30年の先生がちゃんとケアをしてあげれば大丈夫とおっしゃっていましたので安心しました。で、やまねが来るテーブルは2つ用意されました。今回は人数が多いので2匹のやまねを観察出来ることになり一同大興奮。皆、ビデオやカメラを構えてやまねの登場を待ちました。
いい忘れましたが1つのテーブルにはやまねの身体のどこから体温が上がってくるかがわかる機械も設置され一定の時間ごとにそのデータをグラフに記入するということをしました。ただ観察するだけではなく私達もほんの一瞬ではあるけれどやまね研究に参加させて頂けたような気持ちがしてうれしかったです。そしてレンジャーさんがやまねの飼育箱を持って来られ先生が巣箱の中のやまねをそっとテーブルへ置くと・・・

なんとまあ小さなボール、というかピンポン玉のようなやまねが目の前に!!一同「かわいい~!!!」の大合唱です。私も初めて見るやまねに大興奮でした。
とにかく理屈抜きでかわいいです。暖かい部屋に来たのでもう身体が反応していてぴくぴくと動きながらゆっくりほぐれて来ています。丸い体がほぐれてくると顔が見えてきました。やまねのほんの小さな動きも見逃さないぞと皆2つのテーブルを行ったり来たり。ビデオもカメラもフル稼働です。身体がほぐれるとゆっくり寝返りをして、その愛らしい姿を披露してくれました。背中の一本線がまたかわいい。寝ぼけまなこのやまねは大勢の人間に見つめられてさぞびっくりしたことでしょう。でもしばらくはあまり動かずゆっくり観察させてくれました。先生のお話と、ほんの短い時間に体温を急上昇させて冬眠から起きたやまねを照らし合わせ、厳しい環境を生き抜くために備わっている不思議な生態に驚きとより一層の興味を持った私でした。