空家探しているんです! 2007

2~3日前の新聞折り込み。四万十市のみ配布されたようですが、ウチは新聞を四万十市の販売店から取っているので、黒潮町に住んでいてもこのチラシを見る事が出来ました。

見た瞬間S原さん、相変わらずがんばっていらっしゃるなぁ。攻めの姿勢は変わり無いようです。私が幡多郡黒潮町に移住したきっかけも、このS原さんです。家族の総意(いや長男の希望?)で高知移住を決めたのが2004年の1月半ば、さてどうやって高知に切り込んで行こうかと、ネットで調べようと先ず開いたのが「四万十市役所ホームページ」http://www.city.shimanto.lg.jp/topj.html  高知県西南部の事を挙げて見ろと言われて頭に浮かぶのは、四万十川で、旧中村市が周辺町村と合併して四万十市が誕生した事は知っていました。で、そのホームページをつぶさに見ていると、「四万十市への在住を支援する協議会」という少々長い名前の団体に行き当たります。

2005年初め、藁にもすがる気持ちと言えば大げさですが、ほかにそのような機関が無いので、まず詳しく自己紹介や考え方を書いたメールを送った所から始まりました。きっと同じような道を歩いている方は多いのではないかと思います。

移住は自己責任。移住を成功させたいなら、当然ケツは自分で拭く覚悟でお願いします。甘えは後で後悔します。

さて、私たち一家が高知県西南部へ移住を志した2005年春の状況はといますと、空家の需要と供給のバランスが崩れ始めていた頃「四万十市への在住を支援する協議会」のS原さんと初めてお会いした時も、S原さんは「肝心の家が無いのですよ・・・・」と嘆かれていました。その言葉の通り、結局私も四万十市への移住はかないませんでしたが、それでも数件の物件はありました。

それから約2年、とうとう家が(弾が)無くなったようです。チラシには四万十市への移住問い合わせは150件以上、一方で移住者へ紹介できる空き家はたったの2件だそうです。協議会のS原さんは、四万十市で生まれ育ち、四万十市で仕事をして来たので、四万十市へ恩返しをしたいと言う気持で、ボランティアで「四万十市への在住を支援する協議会」に参加されています。実際私がお世話になった時も、私より距離を歩き、歩くスピードは速かったです。でもお年は私よりはるかに先輩の方です。

S原さんは、このチラシにも個人の名前を掲載されていて、「立会人・保証人には・・・S原がなり・・・契約はS原建設不動産部が責任を持って行います」と言った文言が書かれています。このようなチラシを見る事は初めてですが、中に書かれているS原さんの覚悟も並々ならないようです。どうか高知県外から四万十市へ移住される方は、このような状況と団体、人がいると言う事を承知され、かならず移住を成功して下さい。因みに 隣の黒潮町も移住者歓迎です。お忘れなく・・・・。

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