ウォーキングを始めて一か月が過ぎました。
健康の為に始めたウォーキングですが、すぐに自分に合っているとわかりました。毎日最低5km、事務所の行き帰りをすれば10km弱の歩数です。当初は事務所まで遠いと感じていましたが、今では当り前の距離になっています。というか物足らなくなっています。それに自分に合っていると思う一番の理由は、好きな「旅」に関わって来る方法だからだと思います。
最近、小学生の時に住んでいた小さな町のデパートで思わず買ったフレームバックの事を思い出しています。当時1970年前後は日本ではディスカバージャパンというキャッチフレーズで、国鉄(旧国有鉄道、JRの前身)が営業UPの為に日本の観光地を見直していたし、またアメリカのヒッピー文化の影響で長髪の若者たちがヒッチハイク等をしながら京都に集まって来たり、北海道をはじめ全国を放浪するという文化が一世を風靡した頃でもあります。それは私より10歳上の人達の文化で、今思えば団塊の世代の人達だったのですね。

自分の少ないおこづかいで買えた安物のフレームバックは今まで学校遠足で使っていたリュックサックとは違い、新しい旅の予感がしていたのです。このバックにいろんな道具を入れて、どこへでも行けると思うと、さっそく着替えや本、お菓子を入れて家の中を歩き回っていました。その後自転車に乗り始めると、弁当を作ってもらい遠くに走りに行ったりと、自転車が主になり、そのままオートバイや車の世界に入ってしまいました。青い安物のフレームバックは納戸にしばらくありました。
小学生の時に自由な歩き旅への憧れをもって、しかしそれが実現する事もなく35年が経ち、47歳(もうすぐ48歳)になって歩き旅へのきっかけを得た事を実は楽しく思っています。健康の為云々はどこかに消えてしまいました。まずは大好きな北海道(道北)を目指しての歩く為の訓練だと思って毎日過ごしています。それに自分に合った歩き旅のスタイルもあれこれ模索しています。オートバイや家族旅行では15回を超える北海道旅行ですが、もう一度地図を見ながらルートを調べています。これも楽しい作業です。で、見つけたのが、上の地図の学校です。今は廃校になっていて歩き旅の人の宿になっているそうです。行って見たい・・・・・。