欠品がたくさん有ってご迷惑をおかけしていますが、来月には兎屋紙バンドの製造に入ります。まだまだ兎屋紙バンドの品質に不満が有る私は、毎回製造の度に準備する紙バンド原紙をあれこれいじっています。私の基本姿勢としては、まだこの世に手芸用紙バンド（特にカラーバンド）に供するカラー原紙は存在していないと考えていて、紙から紙バンドまでに辿る幾多の紙の試練をこの数年観察していました。

特に紙をいじめる場面が多い紙バンド製造に於いては、あるいはここ数年で注目を浴びている手芸用紙バンドの品質ＵＰを図るためには、一番の基本である、原紙（当然、パルプと染料と抄紙マシンとの相性は永遠のテーマだと考えています。）製造は、最も重要な所と考えています。幸いに各方面で前向きに取り組んで頂ける方がたくさんいらっしゃるので、考えを実行していく事が出来ていて、感謝しています。

さて、今回もちゃんと新色を準備しています。今回は３色。今まであまり作って来なかった、うすい色をそろえています。どうぞお楽しみに。