障害馬術競技(障害飛越競技)の勝敗は、コース内の障害を落下等する事無く、規定時間内にゴールすれば満点で、競技者の点数が同じであればゴールまでの到着タイムで優劣を決めると言う物です。

全国から選ばれた36校がまず目指すのは1回戦突破です。K先生によると「・・・最近では競技馬を集める事が困難で、2校対戦が出来ない為、3校戦となっています・・・・」との事です。?サンコウセン?・・・・・!何の事は無い、3校が1グループを形成し競技を行い、一番優れた学校が勝ち残って、2回線へ駒を進めるという事です。 と言う事は我が幡多農馬術部の相手は・・・!(あぁだめだぁ~) K先生曰く「3校戦は厳しいですよ。一回戦で参加校の3分の2が消えるのですからね・・・・」なるほどそう言う事だったのね。因みに幡多農馬術部が出来て数年の内に、インターハイ参加は3回ありますが、今まで1回戦を突破した事は無いそうです。
馬術競技は乗り手の腕前と馬の資質が大切ですが、インターハイでは公平を期す為に、競技に使う馬を全国から集め、それを各グループに分け与え、各校の選手が乗りあって競技をするという方法がとられています。なので、無名ノーマークの我が幡多農馬術部でも、ひょっとして勝ち残れる可能性は・・・・・有る・・・・という事です。但し、やはり負ける確率は高いので今の内にと、記念写真は撮って置きました。

抽選後の雰囲気は最低でした。部員達は静かになり、父兄も先生もどうしたら元気を出させる事が出来るか?を考え、ある人は「大丈夫、大丈夫、競技はやってみないとわからないよ」またある人は「向こうだって同じだよ」等と言っていましたが、少なくとも強豪熊本のS高校だけは違っていました。
私が貼り出された対抗掲示板の前で立っていると、かの高校の部員達がやって来て、丁度掛かってきた携帯電話に向かって組みあわせの連絡をしていたのです。で聞くともなしに聞こえて来た内容とは「・・・・・ウチ(S高校)が勝ち残って2回戦はN校(これも熊本の強豪校)とあたります・・・・・」みたいな話を電話にしていました。それを聞いていて、伝統校の力の差と言うか、仕方が無いとは思いましたが、!ひょっとして・・・・とも思っていました。しかしこの事は黙っていました。

馬術競技のルールは知らないけど、見ながら覚えていこうと思い、第1組から参観していました。今大会には秋篠宮様ご一家の御臨席も賜り、特にスタート第1組は宮様の前での競技です。第1組には宮様の母校である、学習院大学高等部も競技しており、部員一同張り切っての競技でしたが、かえって上がってしまったのか、残念ながら1回戦突破はなりませんでした。この馬術競技ですが、とにかく体によろしくない。知らない学校の生徒達が競技していてもヒヤヒヤで、落馬しないだろうか?上手く飛べるだろうか?拒止されないだろうか?・・・で無事にゴール出来るとおもはず手をたたいていました。
我が幡多農馬術部のグループは最終組15:00のスタートです。この日は私のオートバイ友達のN君がドライブを兼ねて東京から応援に来てくれました。(N君とウチの長男は仲が良いのです。)で、いよいよ競技が始まりました。結果は写真の通り、なんと1回戦突破したのです。
注)この記事は2007年7月26日(旧)兎屋ブログからの転載です