第41回馬術インターハイ1 2007

今回の遠征事諸々で、一番ご苦労だったのは顧問のK先生。頭が下がりました。

四国の一番端っこから、全国大会に参加です。

木曜20:00発という事で、私が学校に来たのが19:00過ぎ。まだ馬術部員達は馬の世話を一生懸命にしています。ギリギリまで自分達のやるべき事をしての出発です。部員の(メシ&フロ)なんて後回しです。

本来なら選手と引率の先生だけの参加が普通で、実際ほとんどの学校がそうでしたが、(一年生部員まで引率して来ている学校は他に無かったと思います)K先生の「・・・・・なかなかこういう全国大会に参加する事は難しいので、大会の雰囲気を体験させてやりたい・・・・」という意向から、学校の方も了解下さり、今回のバス遠征となったわけです。歴史の有る学校では有りますが、馬術部の歴史は浅く、選手の全員が幡多農入学からの馬歴である事を考えれば、K先生のお気持ちはありがたく思っています。

試合前日。馬術部全員で。

さてバスには、顧問のK先生、農場長のN先生、馬術部部員10名それに父兄と後援会から5名の合計17名が地元西南交通のバスに乗っての遠征です。

高知の端っこ四万十市を20:00に出ても、目的地の山梨県北杜市(ホクト市と読みます。平成の大合併で出来た市です)の小淵沢に在る「財団法人 山梨県馬事振興センター」までは10時間の行程です。夜行バスの苦手なわたしにはきつい旅の予感がしますが、それより選手達の体調が心配です。バスは始め国道56号線を走り、高知道~高松道~瀬戸大橋~山陽道~中国道~名神道~中央道をつないで、時刻どおり翌朝6時には着いていました。

到着した当日は、試合説明会、試合抽選 コース下見、使用馬参観、が行われ、特に注目の抽選会では我が幡多農馬術部の枠は最終組になり、3校勝ちぬけの相手校には、中四国予選で競った香川県の農業経営高校と、強豪熊本県のS高校が決まりました。

香川の農業経営高校とは過去何回も対戦しているチームで、以前K先生曰く「農経高は強い学校で、今回幡多農馬術部が中四国大会で団体優勝したのは考えられない事でした・・・・」と聞かされいましたし、代表校が小淵沢に36校もやって来て、なぜもう一度香川県の強い学校と試合をしなければならないのかと考えてしまいました。引率のN先生は一言「宿命だね・・・・」とおっしゃっていましたが。

で、もう一校の熊本県のS高校ですが、K先生曰く「あぁこれでウチは一回戦敗退は決まりですね・・・・」と私に小声でささやいていました。馬の事や馬術の事がほとんどわからない私は、先生のスキを見ていろいろ質問をしていましたが、どうやら熊本県は馬術王国だそうで、この全国大会になんと3校の学校が来ていたのです。(1県から3校もですよ!すばらしい!!)

注)この記事は2007年7月24日(旧)兎屋ブログからの転載です

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