最近感心している事に、長男(高1男子)の部活の事が有ります。中、高、大、ほとんど帰宅部で通した私にとって、高校で部活をするだけでも驚きですが、それが馬術部と言う全くわからない部に入り、朝早くから夜は20時近くまで毎日、土日祭日休み無しで、しかも馬の世話から始まり、厳しい教練は当然で、その他に厩舎周辺整備など土方顔負けの作業が、炎天下の中繰り広げられています。特に全国大会を控え、ますます厳しい練習と平行し、馬場の拡張作業が始まったものだから、尚の事きつい毎日が続いているようで、あまりの重労働と早朝作業が続くので、中学時代口やかましく「勉強しろ、勉強しろ」といい続けていた私さえ、このところ口を挟む雰囲気ではなく、帰宅すればメシを食って、風呂に入って、寝るだけの高校生活です。
本来勉強嫌いの彼にとって、私の「勉強しろ」はとてもウザイ事で、それはそれで良いのかな?とは思っていますが、それにしても馬術部という一聞して耳に典雅な響きとは全く違う現実に少々面食らっています。お陰で彼の肉体変化は著しく、入学以来3ヶ月で上腕筋が盛り上がり、腹も見事に割れています。まぁこれは「恐ろしきもの」では有りません。こういった高校生活を送る生徒さんは沢山居ますからね。で、何が恐ろしいかというと。川で御座います。

このブログ日記でも過去何回も長男ネタで笑って頂いており、その中でも川が舞台になっている場面が多いのですが、高校で忙しい馬術部に入ると、朝、晩の川通いも減り、かわいそうにと思っていました。
長男は小さい頃から採集が好きで、特に水物(水棲昆虫~魚まで全部)の採集に掛ける執念は周囲を驚かせて来ました。去年7月25日に高知県に移住した時は、中学3年受験年にも関わらず、毎日川に出かけて行き、ナマズ~カニ~エビなど手当たり次第に取りまくって居ました。その様な性格なので、移住後は「高校に入ったら四万十川の年券を買ってやるよ」と約束もしていたのです。
で、昨夜。長男がめずらしく早めに帰って来たので、家族で庭で焼肉をし、満月が昇る頃には皆、満腹でボーっとしていました。と、長男が見えなくなったので、またその辺りで友達とメールのやり取りでもしているのだろうと、家内に「晋介はどこ行った?」と訊ねました。なぜなら庭から遠くに見える川向こうの真っ暗な道を、こちらに向かって走る自転車のライトが見えたからです。家内の返事は「そう言えばさっきカブトポイントへ行くと言ってたよ」「!おい あの明かり晋介じゃないか?ライトのスピードが速いぞ」(長男のママチャリスピードは半端ではありません)そうです。私達は気にしていなかったのですが、彼はそろそろカブト虫でも出てるかと、400m先に有るカブト虫ポイントへ見に行ったのです(携帯で音楽を聴きながら)で、そうなると元来の採集の血が騒ぎ出したのか、長靴に履き替え、右手にエビ刺し、左手に懐中電灯、腰にはビク代わりのナイロン網をぶら下げ、勇ましく真っ暗な川へ降りて行きました。
実は来月東京から友人が遊びに来るのですが、その友人の事を長男も次男も大好きなので、「前田さんの為に沢山エビを採らなくちゃ!」という気分も重なり、久し振りの採集になったのです。それを見ていた次男も家内と一緒に別のエビポイントへ向かいました。コレが昨夜の事です。まぁこれも有りでしょう。コレは恐ろしい事ではありません。
で、今日私は1人で愛媛県宇和島市方面へツーリングに出かけていました。タップリ海と山をめぐり帰宅途中の14時頃、家内からの「食事がすんだら後川(四万十川支流)に行きます」の留守電が入っていました。なるほど、今日長男の部活は馬場整備に機械が入るので午前中で終わりのはず、これはエビ獲りに行ったな!しかし今朝起きた時彼は、連日の作業がきつくて「おれ 今日休もうかな」なんて言っていたのを思い出しました。確かに疲れがたまってるので、家内には「今日は早く部活から解放されるから、家でゆっくりさせてよ」と言い置いては居ましたが、まさか 川に行くとは!
げに恐ろしきは川の執念なり
注)この記事は2007年7月1日(旧)兎屋ブログからの転載です