一度家に帰り、食事を済ませ10分ほど仮眠し、また草刈りに戻ります。雨は降ったりやんだりで、雨が止むと空が晴れて強い日差しが照りつけ、また雨が降ると言った空模様で、汗は出るし、暑いし、濡れるしでムンムンとした草刈り作業です。

午前中で終わる積りが、まだ半分以上も残っている段階で、皆もいつもの部落内清掃とは違って居る事に気が付き始めたのか、午後からはより気合の入った作業となりました。
また他所の家からも奥さんが手伝いに出て下さるといった光景も見られ、休んでいたおばあさん達も作業に復帰し、効率も上がっていきました。そしてやっと隣部落との境目に草刈り機部隊がたどり着いたのが14:50頃、へたり込む人達を尻目に、スグに草集めと清掃の方へ応援に出かけます。こういうときに座ってしまうと立ち上がれなくなるのでここは頑張り所でも有ります。後で家内に言った事です。「仕事はサボるけど、こういった出役作業は年に数回だから積極的にしないといけないね」

草刈りを終えると、15:30から集会所に集まり「おつかれさま」が始まります。
区長挨拶の中で「・・・・今回の作業は初めての事で、またやり始めると思うように作業が進まず気をもんでいましたが、みなさん一生懸命にされてなんとか予想時間内で終える事が出来ました。みなさん達がいれば区長としてどんな困難にも立ち向かって行ける自信が付きました・・・」と言う様な事を言われていました。私が思っていたより熱い挨拶だったので、まじまじと区長さんを見つめていました。
普段はクールな感じの人ですが、今回の事業請負についてはいろいろ考える事も有ったようで、取り敢えず第1回を終えた安心感があったのでしょうね。区長さんや副区長さんの言う。部落の為にと言う言葉はどうやら本当のようです。
挨拶が終わると、飲み放題(部落費から出ます)が始まり、私はいつもマトになります。(神奈川県から移住して来たのが珍しいという事です)次々に来るビールと酒を捌きながら、夫々の人達と熱いトークを繰り広げ、1時間もすると泥酔状態になっています。友人達と飲む時はペースで飲んで行けますが、なにしろ高知県人はとにかく注いで来る。それもコップを開けろ!と迫ってくるのでやっかいです(笑)
注)この記事は2007年6月25日(旧)兎屋ブログからの転載です