歌舞伎町 2007

点描で行きます。

上京時の泊まりは友人宅とビジネスホテルで、その割合は当初50%づつでしたが、最近はビジネスホテルで泊まる割合が多くなっていて、今後もその傾向でしょう。

で、最近専ら利用しているのが、東横イン歌舞伎町です。このホテルは先年物議を醸した例のホテルチェーンで、私も東横インだけは泊まるまいと思っていましたが、いろいろビジネスホテルを泊まって、最後に辿りついたのが東横インでした。とにかく対応がよい。もちろん物議を醸した後、ホテルを建て直したいという従業員の意識が大きいと思っていますが、チェックインからチェックアウトまで、心配りが各所に見えて、気持ちよく利用させて貰っています。また、他のビジネスホテルにはない景色のひとつに、女性客が多いという事も特徴で、安心なビジネスホテルと言えます。

上京時は連泊で、仕事もほとんど都内で行うのでホテルは都内中心部に求めます。東横インチェーンも都内各所にホテルを持っていて、私が利用するのは、(東横イン歌舞伎町)です。そうです日本一の繁華街 歌舞伎町に有ります。東横インの中でも比較的新しいのと、部屋数が多いので予約が取り易いのがきっかけですが、その他にスグ近くに(歩いて数分)新大久保のコリアンタウンが有るのでおいしい食事に便利だからです。


その為、お客さんや友人達と飲む時は、自然に歌舞伎町周辺になるパターンで、こちらも楽なのでありがたく思っていますが、友人達には何故歌舞伎町で泊まるのか?不思議がられています。うるさくて、物騒?な町にホテルを求めなくてもいいじゃないか?と言う意味らしいですが、私にすれば日本でも特異な環境に年に数回来ている緊張を楽しんでいたりしています。夜でも昼でも歌舞伎町を歩く時は緊張しながら歩いていますし、飲んだ後でも回りに意識しています。けっして上野、浅草、銀座周辺で飲んだような気分では無い事は確かです。

特にこの数年歌舞伎町で見かける人種のうち、一番数が多いのがホストと呼ばれる人達で、昔のダンディーな(ダブルのスーツをビシッと着こんでブランデーグラスを片手に持つような)イメージとは程遠く、細身の黒服で、茶髪のロン毛(髪型の名前は知りませんが)の人達が数人でたむろって、やたらタバコをふかし、道行く女性に片っ端から声を掛けています。しかもそのほとんどが(お客らしき女性も含めて)10代後半から20代に掛けてで、まず30代らしき人は居ません。そういう今の歌舞伎町を見ながら、あと10年したらこの町はどんな風に変わって居るのか?想像も出来ませんが、その時の比較の為に、今の歌舞伎町を目に焼き付けて置こうと思っています。

注)この記事は2007年6月17日(旧)兎屋ブログからの転載です