「梅雨」という活字が目に付く季節になりました。この時期が来ると米国人の友達の言葉を思いだします。彼にすれば日本は(四季の国)ではなく(五季の国)だそうで、夏の前に雨期を入れなくちゃという事らしいです。確かに雨期と乾期の繰り返ししかない国があるという感覚からすれば1ヶ月強の雨の季節はチョットした雨期と言えるかもしれませんね。
南九州は梅雨入りしたらしいですが、ここ高知県幡多郡も季節が不安定になっています。地図を見ると判る通り幡多郡は四国の南西に突き出している地域の為、高知の天気予報を見てもそれは県中部の予報なので、当たらない事が多く季節の変わり目は特に顕著です。この土日も天気はクルクリ回り続け、子供達は天気に振り回されながら遊んでいて、海パンに着替えてエビ獲りに向かったものの、あっという間に雲が出て風が吹くと「ヒヤ~ァ」(幡多郡では寒いという場合に冷い:ヒヤイといいます。水に入って寒い時も冬の寒い日もすべて「ヒヤイ」です)といいながら川から上がりそのまま風呂に直行でした。
今年の春以降、気温は低めで推移しています。その為か庭に作った我が家の菜園もいまひとつ元気がありません。風呂から出た長男は早速学校で教わった知識を披露してくれ、スイカの苗の育ち方に意見を述べながら、手入れをしていました。さすが園芸科だけ有って、いっぱしの事を言いそれがいちいち理にかなってるのと、その意見の中には教室で教わった事以外に、実習をしながら自分で考えた事も含まれていたりして、見直してしまいました。自然好きを辞任していた私達夫婦ですが、なんと底の浅かった事よとちょっとはずかしい親でもありました。
注)この記事は2007年6月3日(旧)兎屋ブログからの転載です

