2007年5月11日(金)久しぶり九州へ向かいました。6時快晴の幡多郡黒潮町をオートバイで出発、40分後フェリーの出る宿毛市に到着、7:00出港のフェリーで3時間もすれば、大分県佐伯市に上陸です。番匠川をさかのぼり、国道10号(日向街道)で野津町、そこから国道502号で竹田市に向かいます。竹田市は滝廉太郎作曲「荒城の月」で有名な 岡城のあったところで、ちょっと寄り道して竹田市街をぐるっとまわって見ました。小さな町ながら落ち着いた町並みの城下町です。ここから国道57号で阿蘇へ向かいます。途中道の駅「波野」で弁当を使い小休止、阿蘇外輪山の「滝室坂」を下りると阿蘇盆地に入り、風景は一変します。阿蘇を左に見ながら一の宮町中心へ向かい、「阿蘇神社」に行って見ました。大変古い神社で、火の国の鎮めとして肥後一の宮の格式の有る社です。境内に湧き出る清水を水筒に入れて飲んでみたところ、冷たくおいしい水でした。

本当は阿蘇から熊本市に行き、1泊の予定でしたが、ここまで順調に来たので目的地の佐賀県まで走る事にしました。57号を下り、大津町から県道30号を使い熊本市はパスし、合志、植木を経て、唯一の観光目的の「田原坂」に向かいました。歴史好きの私は25年?前に九州へ来たときも、熊本をパスして「田原坂」方面へ走り小さな神社で昼寝をしたことが有ました。どうやら今回も似たような道を走ってるようです。もっとも記憶は全くありませんでしたが。「田原坂」には田原坂公園があり、展示館も併設されているようです。ここは明治10年の西南の役の激戦地で、西郷軍が破れた場所で、いろんな逸話の残っているところでもあります。
館内ではずっと「めてに血刀~ゆんでにたずな~」の民謡が流れていて、たっぷり1時間展示物を見て回りました。その後オートバイで急な「田原坂」を下り、国道208で大牟田、柳川へ向かい、国道から離れて柳川市役所の前を抜けて、家具で有名な大川町から新田大橋を渡って佐賀県に入ったときは、夕焼けになっていました。佐賀県にはいると国道444で川副、東与賀、芦刈、福富、白石、有明と走るのですが、殆どの町が市町村合併で消滅しており、目的地の有明も今では、杵島郡白石町に合併となっていました。到着は18:00、20年ぶりに来た友人宅の周りは殆ど景色の変わらず、広い田園地帯の真ん中にありました。因みに、働き者の友人は土日関係なく、朝、昼、晩と働きずくめで、私は放し飼い状態です。私としてはそのほうが気が楽なので、だらだらと時間を過ごしています。
注)この記事は2007年5月12日(旧)兎屋ブログからの転載です