海沿いの町に移住し、オートバイを見ていると錆びっぽくなって行くのがわかります。塩気の多い事は移住する前からわかっていましたが、やはり気になります。というかどんどん錆びるので気が気では有りません。私の1957年式はオイルが沢山漏れる為(原因はわかってるので安心です)車体の後半分はオイルがたっぷりかかり錆びる心配はありませんが、車体の前半分は油っぽさが無い為錆びは有ります。もちろん以前から錆びてはいますが、移住しての錆び方が全然違うのです。例えば錆びの状態ですが、鉄部品の表面に結晶の様な粒々の錆びが粉を拭いたように一面付着しているのです。それを始めて発見した時の驚きと困惑・・・・。(なぬ~~~~っつ!)

慌てて1957年式を屋内に入れたりグリスを塗りたくったりしていますが、2ヵ月ぐらい前から運転時に異変を感じ始めました。久しぶりに走る時の最初に違和感を感じるのです。ハンドルがブレル・曲がり角で思ったとおりに曲がれない・コーナーをスムーズに抜けれない。
この感覚の事は以前にも日記に書きました。ハンドルのベアリング不具合です。頭で想像して見ました。ハンドルと車体の結合部分でスムーズにハンドルが動く為に、ベアリング(1957式の場合はボールベアリング)が有りますが、その中が錆びている気がして来たのです。と言う事は乗る前にハンドルを何回か動かしなじませてみれば良いかも?って本当によくなったのでこのミーティングまでは気にしない事にしていました。しかし・・・・。

そんな子供だましは(やっぱり)ダメでした。ミーティングの行きは良かったのですが。帰り会場を後にしてさっそくその症状が出て来ました。ハンドルが思うように切れないという事は運転が下手になったようで嫌なもの・・・・!じゃなくてとても危険な事です。
場合によっては摩擦熱でハンドルがロックします。という事は・・・・・・・うわ~考えたくないぞぉ~これは直そう!と思いながら帰り、さっそく静岡の友人に電話します。
私の1957年式の面倒を見てもらってるS谷君です。症状を説明した所「ベアリングだけならすぐに直りますがレール(ベアリングが乗っかっているレール状の部品、上下で一対)も換えるとなるとちょっと工具が要りますね。富士宮だったらすぐに直しますが・・・・」
おもわず、『じゃあ 今からオートバイ積んで富士宮へ行くよ!』と言いそうになりました。仕事でも何でも理由を作って行けばいいじゃんかぁ!と一瞬考えたのです。まぁ さすがにそれは控えました。しかし直そうと思い始めると行動開始しなくては夜も寝れません。
で、「あっ!そうだ!」こちらへ来て仲良くなった宇和島市のO原さん(今回のミーティングでもお世話になりました)に助けてもらおう!で、早速 電話 電話・・・♪

私 「例の症状ひどくなったので直そうと思います。一度見てもらえませんか」
O原さん「いいですよ。どうします?」
私 「今度の祝日に車に積んでお伺いします」
O原さん「じゃあ みんなでワイワイいいながら見てみましょう」
ありがたい! 富士宮市時代もそうでした。修理も楽しみながら(酒を飲んだりおしゃべりをしたり)こうやって直して来ました。どうしてもプロの手が必要な時は、悪い箇所だけ降ろして送ったりもしました。1957年式をまともにショップで直していたら家が建ちます。でも仲間が集まって見てくれるので、今日まで走って来れたのです。明日は2時間掛けて愛媛県宇和島市まで行って参ります。遠いとは思いません。神奈川県時代は静岡県富士宮市まで3時間でしたからね。
注)この記事は2007年3月20日(旧)兎屋ブログからの転載です