
4月24日(月)「黒潮町雇用促進協議会」に入り協議会の方と暫くお話をしていると、黒潮町の担当の方がお見えになりました。名前はAさん、今日の段取りを打合せをして早速大家さんの待つ住居物件へ向かいました。車中でAさんが「・・・黒潮町にもっと人が増えるように移住を応援していますが、本来の仕事もあるのでなかなか手が回りません・・・・」と言う様な事をおっしゃっていたのが印象的でした。そう言えば日本中で移住を推進したい自治体は沢山あると思いますが、気持ちだけで終わっていたり、或いは移住推進が行政の中で話題になってみたり、中には議題となって多少具体性を浴びていくと、やっと予算が出来てまずやることは市町村ホームページで移住推進を表して行こう見たいな事になると思いますが、本当はその影でのご苦労が多く、比例して問題も多いのが現状だと思います。去年4月頃に私が見た限りでは、各自治体ホームページから入って移住関連のページに進むことが出来る所は少なかったですし、一方で移住推進の残骸らしきホームページも複数見られました。

例えばリンクが切れていたり、リンク先の内容が全く違っていたり、或いは中途半端であったり、無味乾燥で情報が少なかったり・・・・。コレじゃあ移住したくても何も行動を起こせないのではと思うようなサイトがほとんどでした。その状況で四万十市のホームページから入り、「四万十市への在住を支援する協議会」にたどり着いたのが私のパターンですが、四万十市ホームページで「私たちが相談にのります。」と謳っている企画広報課で有っても実際は移住支援に動けないと思っていますし、四万十市の場合は「四万十市への在住を支援する協議会」が有ってこそ機能していて、しかもほとんどはS原さんのようなボランティアの方のお力で成されているという事です。という事は、黒潮町のように担当の方が直接出向いて不動産屋さんのように動いて回るという事は、多少は出来てもシステムとしては無理が有るという事だと感じていました。無理が有るという事はいつかは破綻するという事で、そういった道を歩いてきた各自治体の残骸が、かってやる気のあったホームページで見られるという事だという事です。Aさんの一言が移住対策の現状を現していました。ただ私としてはこの24日の事で頭がいっぱいでは有りました。
今朝は久しぶりに高知県ホームページから入り、「地域づくり・UJIターン 」ページから「UJIターン支援ホームページ 」に行って来ました。去年見ていたのとはだいぶ違っていて更新もなされていますが、その先の市町村の対応は様々で、市町村対応では黒潮町が一番進んでると言えます。他には芸西村や大豊町、梼原町が頑張っている印象を受けました。一方で高知県ホームページから「UJIターン支援ホームページ 」に入り市町村紹介ページの地図で安芸市をクリックすると別枠で小さな情報が開きますが、そこの定住支援制度の文字をクリックしても移住に関する情報は出ません。コレは去年の春も同じでした。
安芸市方面は私も移住場所選定で検討していたのですが、結局次の一手が打てずに終わって居ました。安芸市以外での市町村でも・・・・これは全国の移住者受け入れをしたい市町村全体にいえると思いますが・・・・。移住応援しますと言いながら、学校情報、病院情報、市町村情報、市町村住宅情報、など通常市町村のホームページで確認出来る情報をことさらに移住希望者向けのページにコピーしているだけで、本当に知りたい事や、具体的な行動を起こさせるような情報が載っていない所がほとんどだと思います。詳しい事は○○課までお問い合わせ下さい・・・・。と言った所でどれだけの人がわざわざ電話をしたりメールをすると思うのでしょうか?会社等のホームページでせっかく立派なホームページを作って置きながら、肝心の見積もりはメールかお電話で・・・・と言うのと一緒だと思いますね。会社関係でもお客さん心理を読んで対応されている所も有り、そういう所には注文が集まっているようです。
さて、Aさんの車で10分も走れば集落に入り、橋を渡って坂を上り下りすればその家に到着です。家までは軽4しか入れないので途中から歩きですが1分も歩きません。すでに大家さんが来られていて早速Aさんと一緒に家の中に入りました。10日前に外から覗いていたので大体予想は付いていましたし、事前にAさんを通じて状況もわかっていましたので、大家さんのお言葉を頂くのと、了解頂いた後の手配が今回の目的です。2日間を予定していて1日は予備です。
注)この記事は2007年2月11日(旧)兎屋ブログからの転載です