鴨(マガモ)拾った・・・2006

暗くなって家に帰り、自転車を降りて玄関まで歩いていく時に、玄関の前になにやら(有ります)? でもそれが何かわかりません。

たった今亡くなったばかりのようです。

頭の中はめまぐるしく動いて、それが何か確認しようと働いていますが、脳みそはその答えを出せません。出せないまま近づいて、それを覗き込み確かに目で確認したけれど、脳みそはすぐに反応しません。そこにあるべきものでは無いものが、そこに有るからです。

鴨です。しかも生きているようにも見えますが、死んでいます。玄関から家の中に向かって鴨の事を聞いた所、中3男子が事務所の近くの林で見つけ、どうしても持って帰りたくて塾の帰りにワザワザ遠回りをして、持ち帰った鴨だそうです。で、一体どうするの?と問うと、わからないという答えです。持ち帰ったは良いけどどうしようか・・・・。羽をむしって毛ばりの材料にしようかと思っていたようですが、眠ったように死んでる鴨を見ると可哀相に思えて躊躇してる見たいです。彼が言うには、大きな冷凍庫があればそのままずうっと持って居たいそうで、ウチの冷凍庫に保管してる各種魚の頭(3種類ほどありました)のようにして置きたいようです。当然却下です。

私が帰って、鴨を眺めていると彼も出てきて一緒にあれこれ話して来ます。そのうち鴨を抱えて家の中をウロウロし始め、羽を広げてみたり、足を触って見たり・・・・。

食べるわけにも行かず、庭に埋める事にし、一人で埋葬していました。鴨の腹のところに出血が少し見えましたが、なぜ死んだのかわかりません。数年の寿命を高知県の林の中で終えた鴨でした。それにしてもなんでも拾ってくる彼です。そしてなかなか捨てない人です。

そんなにしっかり持ってて大丈夫かな?病気とか無いのかな?

注)この記事は2006年12月1日(旧)兎屋ブログからの転載です。

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