都会で味わえない食べ物が地方に有ります。
兎屋一家が移住して4ヶ月、こちらならではの食べ物としては、テナガエビ、天然ウナギ、ナマズ、シイ(貝)、チャンバラ(貝)イセエビ(B品:しかし味はA品)、各種魚(都会のスーパーには出ない物)、魚は海、川、両方行けます。それにこの地方は軍鶏を食べる習慣が有るらしく、まだ食べていませんが「旨い!」らしいです。食べるのも時間の問題ですね。で、おととい、(うつぼのタタキ)を食べる機会を得ました。事務所でお手伝い下さっているH村さんから頂きました。H村さんのお父さんは、漁師さんです。お父さんのお父さん(H村さんのおじいさん)も現役の漁師さんです。因みに兎屋事務所でお手伝い下さる2人の方どちらもが漁師さんが実家だったりしますので、兎屋一家はその恩恵を存分に受けさせていただいています。
漁師さんの中には専門の漁をされる人が居て、H村さんのおじいさんは、うつぼ が得意という事です。釣り人には「うつぼ」は外道として嫌われていますし、今まで「うつぼ」を食べるのはあまり聞いた事がありませんでした。先週H村さんから分けてもらったのが「うつぼ」との出会いの始まりで、「うつぼ」をさばいて天日で干したものでした。それをから揚げにし、夕食時に頂きました。
その時は、まぁ普通のから揚げという印象でしたが、今回の「うつぼのタタキ」は旨い!の連発でした。鶏肉に似た食感ですよと聞いていた通り、味は淡白ですが、皮付近の肉は貝のようにも思えます。タタキなので皮は焦げていて(かつおのタタキ風)香ばしいですし、タレの味付けも文句なしでした。
こうなると「うつぼのタタキ」を都会の知り合い達にも食べさせてやりたくなります。あまり知られていない「うつぼ料理」は、高知県の一部の料亭で出されるようです。名物に旨いものなしと言いますが、「うつぼのタタキ」は一度ご賞味される事を強くお勧めします。
「かつおのタタキ」は有名かも知れんけんど、土佐の「うつぼのタタキ」の方が旨いぜよ・・・・です。
注)この記事は2006年11月11日(旧)兎屋ブログからの転載です。