昨日朝・・・・。私が寝ていると
「・・・おやじ・・・・おやじ・・・・」という声が。眠い目をうすく明けて声の方を見ると、中3男子が襖から顔を出してます。
- 父 「何?」
- 長男「朝5:00に起きて、漁港に行ってルアーをして帰りに今、川を見て来た」
- 父 (そう言えば夕べ朝から釣り行くぞ~~と騒いでたなぁ)
- 長男「そしたら、仕掛けに、うなぎ1匹とナマズ2匹、掛かってたぜ!すごい?」
- 父 「おお それはすごいの・・・・おやすみ」

相変わらず、毎日、釣り・釣り・釣り・の中3男子です。その彼が、最近挑戦してるのが、(ハイナワ:地元の言い方)です。釣りじゃなくて漁と言った方が良いでしょう。仁淀川漁師の弥太郎さんの本をバイブルのように熟読している彼が、本の中から見つけて来た仕掛けで、川の両岸に張った太い横糸に50cm間隔で縦糸をたらし、先に餌をつけて川に沈めています。
これは先週の日曜日に初めて仕掛けたもので、私がなんとなく川原に下りて見ると、川に入ってる中3男子が小5男子にいろいろ指示しながら仕掛けていました。始めは何をやってるか?わかりませんでしたが、いろいろ説明をしてもらって納得しました。
川漁師の弥太郎さんの場合は仁淀川の川幅イッパイに仕掛けるので、もっと長いロープで、ひとひろ間隔で縦糸を仕掛け、針が300も有り、獲物が掛かる確率は300の内30個に掛かれば上等だそうです。また餌はドバミミズが良いらしいですが、今回は、エビとちぎったハヤを付けていると話していました。彼によると、「こんなシカケではダメかも知れないけど、いろいろ試してみないと判らないので、やってるのだ」という事でした。
という事で、あまり期待もせず川漁師の気分を味わって居た所が、この成果だったので、本人も気を良くし、「今日はウナギの蒲焼をしよう!」と喜んでました。その後、私も起きてふと見ると中3男子が床で寝転がっています。30分だけ仮眠して、また海と川の汽水域で友達と釣りの約束が有るとの事。休みの土曜日といっても早朝からたっぷりの釣り三昧。体調が心配です。
おまけ1:夕方、帰って来た彼が言いました。長男「うなぎ 逃げられた・・・・呆然となって30分川に立ってた・・・・」父 「まぁ 経験やの」
おまけ2:夜、ぶつぶついいながら 仕掛け改造に余念の無い彼が部屋に居ました・・・・。
注)この記事は2006年10月15日(旧)兎屋ブログからの転載です。