高知市あたり 2006

移住して2ヵ月・・・・・。少しずつペースを掴んでいます。

事務所に座って仕事をしていると外に出たくてウズウズします。そこでこの二日間は高知市&その周辺と、兎屋がお世話になって居る四国中央市へ行って参りました。どちらも目的は兎屋紙バンドに関する諸々の事です。出張と言っても30~40年前は、幡多郡から県庁所在地の高知市に出るだけでも大変な苦労があったようですが、(今も都会の感覚から言えば凄く遠いですね)今なら、車で2時間チョットで高知市内に入ることが出来ます。高知県2ヵ月目にして、やっと仕事で高知市に入りました。

高知市は他の地方都市に比べて興味をそそられる町です。私の知っている割と頻繁に行った事の有る地方都市と言えば、松山市、岐阜市、広島市、が数回以上行った事の有る所です。高知市も含めて、それらの都市の共通点は路面電車が走っている事です。

松山市も 岐阜市も、広島市も風情がありますが、高知の場合は、常に太平洋と坂本竜馬及び彼を取り巻く一派の影がちらついていますし、高知市に住んでいる人が、強くそれを意識して生活していると感じます。松山ではそんな気分を感じた事がありませんし、広島は原爆被災都市という意識はあるにせよ、自然環境や、郷土の英雄を常に意識するという事はあまり無いと思っていました。岐阜の人が信長さんを、鹿児島の人が隆盛さんを意識する事はあっても、高知人の坂本竜馬と太平洋を意識している度合いには及ばないと思っています。

そういう風に思っているので、昼飯を食べる店も出来るだけ高知らしい所で食べようといろいろ店を物色して、目に付いたのがこの店です。カツ丼セット680円にも引かれて店の暖簾を潜ると、中では高知のオンチャン達が、昼間っから、楽しくお酒に興じて居ました。

どちらかというと私は異分子で、私以外のオンチャン達は、お酒をドンドンおかわりしています。一瞬ここは夜の居酒屋?の錯覚を覚えるぐらい、ガンガンやっちゃってます。それに店のおばさん達の愛想の良い事といったら無いです。酒の飲めない私でも、この店に入れば楽しく、元気に成れるだろうと思ってしまいました。・・・・・・高知市に来たら、はりまや橋交差点から西方向、左手のこの店に行くといいでしょう。価格もリーズナブルですよ・・・・。

平日昼時、この店の中はオンチャン達の天国と化していました。

今度来る時は、高知の先輩に頼んで、是非「夜」に来たいです。・・・・頼みますM下先輩! 店を出ると、今まで隣で聞こえていた(昭和の土佐勤皇党の志士)達の声高な笑い声は消えて、午後の静かな大通りを、西に向かって電車が一本走って行きました。

注)この記事は2006年9月22日(旧)兎屋ブログからの転載です。