久しぶりの運動会 2006

日曜の運動会が台風の影響で順延となり、翌日、晴天の下、目出度く開催となりました。兎一家にとっては初めて高知県での運動会体験となります。静岡県富士宮市、神奈川県茅ヶ崎市、と子供達の通う学校の運動会に参加して来ましたが、高知県はどんな運動会なんだろう?と好奇心ワクワクで見て来ました。どういう所が好奇心の対象か?と言うと。まず、トラック周りの父兄や見物客の雰囲気です。静岡でも、神奈川でも、学校が大きかったのでトラック周りは人だらけで前列で見るなんて考えた事も有りませんでしたが、ここ高知県幡多郡の中学校は、学年クラス数こそ3クラスとまあまあのクラス数ですが、学級生徒数が少ない為、運動場も空いていて、最前列でゆっくりいすに座っての見物です。それにあまり知った人がいない私達の為に、兎家の近所の方が、新しくテントを買って、最前列にドンと設営し、「どうぞいらっっしゃい」と声を掛けてくれました。

どこに行っても地元じゃない兎一家ですが、こうやって声を掛けてくださると、ありがたみが身にしみます。しかし、トラックギリギリ最前列に自前のテントを「ぶっ建てる」事自体がビックリです。でも皆さんは平気な顔で見物してます。で好奇心の対象となるのは、見物人のみなさんの雰囲気です。(人間ウォッチングと称しています)神奈川県茅ヶ崎市時代は、見物に来てる父兄達のほとんどが、サラリーマン家庭の人達です。静岡時代は、富士宮市は紙関係の会社が多かったので、サラリーマンと工場関係にお勤めの家庭が多かったですが、ここ幡多郡はなんと言っても1次産業関係者が一番多いです。その中でも特徴は漁業関係者が目立ちます。・・・・・と言う事は・・・・・お昼のお弁当は刺身の大皿などがド~~~~ンと出てくるのかな♪・・・。目を皿のようにして、近隣のグループをキョロキョロ覗いていましたが、残念ながら皿鉢料理は見当たりませんでした。(まぁ当たり前か・・・。)

しかし、お昼は(昼前から)あちこちでビールが飲まれています。兎一家も近所の方が場所取りをして下さった涼しい渡り廊下で皆さんとおにぎりなどを食べていると、近所のO崎さんに、当たり前のようにキンキンに冷えたビールを渡され、お相伴に預かりました。運動会でビールを飲むのは初めての経験でした。そう言えば富士宮時代、うるさがたの親父連が、運動会そっちのけで校庭の隅で飲んでいたっけ・・・・(知り合いのT井サン達はあまりうるさく飲みまくっていて、先生の注意を受けていたっけなぁ) 因みに、神奈川時代は、運動会での飲酒は禁止で、さらに喫煙も禁止されていました。このあたり→飲酒がどう取り扱われるか?で、運動会その物の考え方に違いが出ていると思われますね。

一言で言えば、神奈川県では、運動会は教育。一方高知県では、運動会は娯楽。静岡は半々かな?組み体操や踊りを比べてみても、神奈川では気合の入った出し物で、感動を与えたりしますし、先生も一生懸命ですが、この中学校ではぬるく、マッタリとした時間が流れています。組み体操のピラミッドがあちこちで崩れていてもいいんだそうですし、おどりも単調でした。でも、空を見上げたら、どこまでも青い空に万国旗(あぁ明治日本の劣等感よ)とそれよりはるか高空をジョット機が西に向かって飛んでいます。まったりとして涼しい運動会も初めてでした。

注)この記事は2006年9月19日(旧)兎屋ブログからの転載です。